ヤマト運輸に寄せられるクレームには、揚げ足取り的なものから難癖めいたものまで様々です。一方明らかに会社の過失で本当に申し訳なく思うものもあります。
ヤマト運輸は大企業で配送部門のみならず引越し部門もあれば営業所、ベースなどもあるので、クレームの数はその分多くなります。
ヤマト運輸はブラック企業なのでしょうか?
特にヤマト運輸の仕分け作業については常に求人募集されているので、仕事内容がブラックではないのか?と思う人もいるかもしれません。
そこで、改めてヤマト運輸の仕分け作業がブラックなのかを検証してみましょう。
最近は働き手側が少しでも嫌なことがあるとすぐにブラック企業の烙印を押す風潮があります。厳密にブラックと言える職場環境には以下のような例が挙げられます。
・ 賃金など環境面が求人募集と異なる
・ 残業代が支払われない
・ 有給休暇が取得できない
・ 各種ハラスメントが横行している
仕事量が多くて大変だというのは同情すべき点ではありますが、定時に帰ることができる、あるいは残業しても残業代がきちんと支払われていれば、ブラックとは言えません。
ヤマト運輸の求人募集に嘘、偽りはないか?
ヤマト運輸の仕分けバイトは求人サイトでも常に掲載されています。そこに記載されている条件と実際に働く条件はほぼ同じです。
多少の残業がある点は求人サイトにも明記されていますので、募集要項に関しては問題ありません。
安全靴を用意しなければならない点だけは注意が必要です。➔ 【ヤマト運輸の仕分けバイト説明会でのクレーム】安全靴の購入が給料天引き!check
普通に考えると安全靴を持っている人は少数なので、その点で「聞いていた話と違う」と感じ、実際にその場でクレームを付ける人もいました。
ヤマト運輸のアルバイトは有給休暇はあるの?
こちらに関しては、そもそも「取得する権利がない」が真実です。
というのも、ヤマト運輸の仕分けバイトは日雇いという雇用形態だからです。
どの会社でも人を雇うとなれば、従業員を各種保険に加入させなければなりません。その費用は当然会社が負担することになりますが、これは3ヶ月以上勤務する場合に限られます。
3か月以上勤務の場合は、常駐しての労働に該当するからです。
そのため、ヤマト運輸の仕分けバイトは2か月までとし、「あくまでも臨時で雇っている」という形態をとっています。
学生や主婦に関しては最大で半年まで働けますが、フリーターや社会人が副業で仕分けバイトをする場合、2ヶ月働いたら1ヶ月休まなければならないシステムになっています。
日雇いである以上、法的にも有給取得の権利は生じません。
こういう手法に関しては様々な意見があるかとは思いますが、「バイトでも有給は取得できるのか?」という問いに対しては、「その権利がない」というのが答えです。
但しバイトから契約社員になれば有給休暇は取得できるようになります。
仕分け現場のハラスメントは?
こちらに関しては残念ながら「意識が低い」と言わざるを得ません。
仕分け現場責任者のハラスメントへの意識はとても低く、サイトでも様々な形で紹介されているほどです。
バイトから契約社員になると、「バイトよりも格上」のような感覚になってしまい、バイトに対して偉そうな態度をとる作業員が多いのです。
「格上という立場」を利用して少し気に入らないことがあると、バイトに対して怒鳴りつけるということも珍しくありません。
ヤマト運輸の仕分けがブラックと言われるのは、仕事の大変さに加え、作業員たちの「ハラスメントへの意識の低さ」が挙げられます。
現場はハラスメントが横行している
仕分け作業は肉体的にとても大変です。
仕分けをする荷物には、大きい物や重い物がひっきりなしに自分の持ち場に来ます。
荷物を仕分けるよりも早く荷物がどんどん自分の持ち場に来るので、当然荷物は溜まっていきます。
ここでもマイペースを貫く図太い人もいるのですが、荷物が多くなり、忙しくなると責任者や契約社員からの怒号が飛び交います。
・ 荷物の流し方を考えろ!
・ 早く積め!
要約するとこの2通りですが、責任者がイライラして怒鳴りつけるのは日常茶飯事です。
ただでさえ肉体的にきついのに、責任者のパワハラ行為がブラック企業のイメージを植え付けているのです。
厳密な定義からすれば、ヤマト運輸の仕分け作業はブラックではありません。
しかし、辞めたバイトたちは「ここがおかしい」、「こんな所では二度と働きたくない」などと吹聴するのです。SNSで拡散された情報がヤマト運輸の仕分け作業はブラックだという評判に繋がっているのです。
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