【ヤマト運輸のベースで働く仕分け作業員が路上駐車をして出勤】近隣住民が警察にクレーム

ヤマト運輸には様々なクレームが寄せられるが今回の話は少々特異であり、ある意味でベースの実態を浮き彫りにしているとも言える。

ヤマト運輸のベースでの仕分け作業をするのは学生から主婦、フリーターに副業の人など様々だ。

また、一口に副業と言っても昼間はサラリーマンとして働いて夜だけヤマト運輸で仕分けのアルバイトをする人もいる。自営業で昼間は自分の店で働いて夜はヤマト運輸で仕分けするという人もいる。

その中に1人だけ、昼間はダンプカーのドライバーという契約社員がいた。 彼はそれなりのベテランだが、実はベース内では強面で知られており、社員も圧倒されて何も言えない存在だった。

ベース作業内では彼にあれこれ言える人がいなかったからこそ、今回のような奇異な事態に発展してしまったのだろう。

彼は昼間はダンプカーのドライバーとして働いていたのだが、何が問題なのかと言えばダンプカーを運転してベースまで通勤していたことだ。

そのベースは工業地域にあったのでベースの前に数時間程路上駐車して作業をしていた。

本来はこれだけでも問題なのだが、ベースの社員は彼のことが怖いので何も言えなかった。そして工業地帯にあるそのベースでは、路上駐車していても警察がくることもなく黙認していた。

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夜勤契約社員がダンプトラックを運転して出勤

ところが、そのヤマト運輸のベースの前に新しく工場ができることになった。

工場の建設場所はダンプカーが路上駐車している目の前だった。建設現場の工場からは早速「うちの目の前にダンプカーが停まっている」というクレームが来てしまった。

そのダンプカーの契約社員はヤマト運輸の制服姿でやってきてそのままベースに入る。

事情を知らない人が見れば「ヤマトのダンプカー」だと思うだろう。実際、クレームを入れてきた工場の方も「ヤマト運輸さんのダンプカーがあって迷惑だからどかして欲しい」と言ってきた。

しかしよく考えてみれば、ヤマト運輸にダンプカーがないことくらい誰にでも分かる。

そのため、上層部までクレームが通達されても「うちのダンプカーじゃないから勘違いしているのだろう」と真剣に取り合わなかった。

「相手が勘違いしているんじゃないか?」と思っていたのだ。そのため、クレームが来てもまともに対応しなかった。

そこで業を煮やした相手先が警察に通報してしまった。

その結果、ベースにも警察から連絡が入り契約社員がダンプカーを運転してベースに通勤していたことも全員が知るところとなってしまった。

ヤマト運輸主管支店長から厳重注意

ベース長には「その契約社員にダンプカーでベースに出勤しないよう注意するように」と指示があったが、誰も怖くてそのドライバーに注意さえできなかった。

そこで主管支店長が直々に注意することになった。

ベースは主管支店の中の1セクションに過ぎず、当然ベース長よりも主管支店長の方が遙かに格上の立場だ。

つまり、主管支店長がわざわざダンプカーの契約社員に注意するということは、ベースからすると大失態と言わざるを得ない。

主管支店長に呼び出されたダンプカーの契約社員は、「出勤するのに時間がないので仕方がない」の一点張りだった。ダンプカーで来て路上駐車しなければ時間に間に合わないと言うのだ。

これが彼の理屈だったのだが、そのような理屈が通る訳がない。

当然、この事件以降は、ダンプカーでの出勤は禁止になったのだが、それでもダンプカー契約社員は隙を見てはダンプカーで出勤していた。

主管支店長が再度、厳重注意をしたところ、彼は逆切れして退社することになった。「そんなに辞めて欲しいなら辞めてやる!」と捨て台詞を言って辞めてしまった。

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問題の根底にあるのはヤマト運輸の職場体質

この事件にはベースに蔓延する根本的な問題が存在する。それは、仕分け作業が行われているベースの社員たちはいわば「強きものに弱く、弱きものに強い」ことだ。

大人しそうな人間がベースの目の前にダンプカーで路上駐車でもしようものなら即座に注意しただろう。

しかし、強面の契約社員だからこそ怖くて放置されていた。そして、その強面の契約社員も何も言われないから良い気になっていたのだろう。

今回の件はダンプカーの路上駐車に限らず、仕分け作業全般に共通していることだ。気の強そうな人間にはベースの社員は何も言わない。いや、言えないのが真実だ。だが気の弱そうな人間にはここぞとばかりに怒鳴り散らす。

ベースにはこのような体質が蔓延しているために、ヤマト運輸の仕分け作業はブラックではないのか?と囁かれる理由は今回の件に象徴される。

コチラの記事が参考になります。➔ 【徹底検証】ヤマト運輸のアルバイトスタッフの仕分け作業はブラックなのか?check

このような環境を放置していたからこそ、ベースの仕分け作業に日本人バイトが集まらず、言葉の分からない外国人留学生に頼らざるを得ない状況になっているのではないだろうか?

ヤマト運輸のベースの仕分け作業は、魅力のない仕事の一つということを証明している。

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