ドライバーからの思わぬクレーム!待機所を利用していた「犯人」とは?

一口に「ヤマトのドライバー」と言っても様々なドライバーがいます。

 

お客様の元に荷物を届ける宅配ドライバーもいれば、ベースとベースを運行する長距離のドライバーもいますし、ベースと営業所を行き来するドライバーもいます。

 

それぞれの事業所によってどのようなドライバーが出入りするかは異なるものですが、ベースの場合、それぞれのベースを結んでいますので長距離運航のドライバーもいます。

 

長距離のドライバーにとって休憩も大切なものですが、そのくらいベース側も分かっていますので、ベースには長距離ドライバーの仮眠室があります。

 

ビジネスホテルのシングル…とまではいいませんが、個室で大人一人が横になれる程度のベッド、そしてそれらのドライバーが利用できる大浴場があるのですが、それらを利用しているドライバーから思わぬクレームが届けられたことがありました。

 

大浴場はドライバーのためのものですが

 

長距離のドライバーから寄せられたクレームは、「大浴場にドライバー以外の人間が出入りしている」というものでした。

 

さすがに防犯的な面もありますので、ベース側としても誰が出入りしているのかを調査したところ、ベースの作業員が利用していることが判明しました。

 

特に夏場ともなればベース作業員は汗だく。

 

冷房のない密室の倉庫で仕分け作業という肉体労働をしているのです。

 

いくらペットボトル等の持ち込みが自由とはいえ、多少の水分ではまさに「焼け石に水」。

 

汗だくになりながら作業している作業員は珍しくありませんが、浴室があることを知っている作業員が、作業後に利用していたとのこと。

 

汗だくのまま帰るよりは、シャワーなり浴室で入浴してから帰りたいという気持ちはよく分かるのですが、さすがにドライバーとしては「誰だ」となるのでしょう。

 

ドライバーからすれば「不気味」でしょう

 

大浴場はドライバーであれば誰でも利用してよいものですが、やはりある程度出入りする人間は限られてきますので、次第に顔馴染みともなりますし、まさに「裸の付き合い」なので、そこで運行に関してコミュニケーションと共に情報共有・交換を行っているのでしょう。

 

そのため、まさに「部外者」にはすぐに気付くものです。

 

ましてやその大浴場は24時間利用ができるもので、運航ドライバーは自分が出入りする時間はいつも一定です。

 

そのため、自分の入浴する時間に見慣れない人間がいたら「不気味」だと思うのは当然ですし、防犯的な意味も考え、事務所に「大浴場に知らない人間がいる」とクレームをつけてきたのも分からない話ではありません。

 

対処には困りました

 

クレームを受けたものの、さすがに対処に困りました。

 

一応口頭で「大浴場はドライバーのものです」と説明するに留めました。

 

いわば「利用するな」とは言ってませんし、使用しても良いと許可を出した訳でもありません。

 

まさに「灰色」な注意に留めたのは、いくら作業員と言えども汗だくの後に入浴したいという気持ちはよく分かる点。

 

また、何かを盗まれたとかではない点などから、まずは「大浴場が誰の物なのか」の説明に留めました。

 

実際、意図を察してくれたのかその後はドライバーからのクレームはなくなりました。

 

ただ、実際には利用を辞めたのではなく、ドライバーと仲良くなったのでドライバーとしても警戒する必要がなくなっただけとのこと。

 

「ベースの作業員」だと分かれば、ドライバーとしても「身内」だと認識できたのでしょう。

 

実はベースではいろいろな「事件」が起きている

 

この話に敏感になったのは、実はベースでは様々な事件が起きているからに他なりません。

 

例えば作業員控室での窃盗は、実はよくある話です。

 

まず、作業員控室と言っても個人ロッカーはなく、新人バイトの場合、自分の荷物をどこに置いてよいのかさえ分からない状況。

 

更に、作業場に持って行ってよい荷物と持って行ってはいけない荷物の区別も分からないことでしょう。

 

そのため、財布やスマートフォンを控室に置きっぱなしにして盗まれたという話もあれば、女性控室では物がよく盗まれているとのクレームも受けました。

 

この場合、さらに問題は厄介で、女性控室には監視カメラを置くことができません。

 

そのため、どうしても「貴重品は持ち歩くか事務所に預けるように」としか言えません。

 

ドライバーの問題に対して敏感になったのも、もしかしたら窃盗等、何かしらの問題が起きるかもしれないとの危機感があったからこそです。

 

特に近年、外国人の作業員が増えています。

 

「外国人作業員=モラルが低い」とは言いませんが、文化の違いから、置いてある荷物を「誰の物でもない」と勘違いしてしまうケースがあるのも事実。

 

ベース側にも様々な事情があるとはいえ、今回のクレームの話は、長距離運転してきたドライバーとしてはやはり良い気はしないことでしょう。

 

幸いにも仲良くなれたから良かったものの、仮に何か起きようものなら、大浴場への入場にも何らかの防犯が必要になっていたのですから。

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