【佐川急便入社5か月の新人ドライバーが紙一重で会社構内人身事故】バックアイカメラを見ないで後退

佐川急便に入社して1年と経っていない日。

 

平成6年6月6日に入社して10月中旬に卒業検定に合格して独り立ち、初めての年末が秒読みとなる11月下旬だった。

 

S大先輩、「岡本! 11月23日の勤労感謝の日から忙しくなるぞ!」

 

S大先輩の教え通り勤労感謝の日を皮切りに平成6年度の年末に突入した。

 

その2日後、事件は起きた。

 

O先輩、「岡本! そんな配達個数で何で俺より帰って来るのが遅いんだよ!」

 

O先輩、「お前、仕事舐めてんのか?」

 

と、言われた悔しさから・・・

 

その時の記事は、コチラを参考にして下さい。➔ 【佐川急便年末繁忙期直前に仲間外れ】尊敬する先輩のメッセージ!セールスドライバー激闘編➀check

 

岡本、「(心の中)朝、早く出発して会社に帰って荷物の整理をする。」

 

この頃の私は、これだけを考えて仕事をしていた。

 

配達を早く終わらせて会社に帰る・・・運転が雑になっていた

 

配達が早くなって仲間に認められたい!

 

私は、がむしゃらに配達を終わらせ、会社に13時30分頃帰って来た。

 

O先輩、「岡本! 早く帰って来れるようになったじゃん! こっちに車着けろよ!」

 

岡本、「はい! ありがとうございます!」

 

この時、私は着車するホームに人がいることを全く確認せず車に飛び乗り、自分ではサイドミラー、バックアイカメラを確認したつもりだったが・・・

 

バックアイカメラ見ないで後退・・・、入社5か月で人を殺していたかもしれない日

 

実際には、確認しないでギアをバックに入れて車を動かした。

 

O先輩が、私のために気を利かせてくれて「車をホームに着けろよ!」と、言ってくれたことだけが頭にあった。

 

私は、O先輩が私のために気を利かせてくれたのだから早く車を動かして着車させることだけを考えていた。

 

たぶん、時速15キロくらいは出ていただろう。

 

あっという間にホームに着いた。

 

S主任、「あぶねーよ!」

 

岡本、「!!! え!・・・(心の中)・・・真横に人が居たのか?」

 

S主任、「おい! 俺が横に居たの知ってたか?」

 

岡本、「・・・・・・すいません・・・気づきませんでした。」

 

S主任は、私が車をホームに着けた真横のホームに後ろ向きになってS大先輩と話をしていた。

 

S主任、「岡本! 俺が、もし後ろ向きで話しをしていて、お前が着車するホームに俺がいたら、俺は死んでいたぞ!」

 

岡本、「・・・・・・」

 

S主任は、私の地区の主任で、独り立ちする前に同乗指導を受けていた時も何回か同乗してもらい、指導を受けたことがある。

 

岡本、「(心の中)・・・ホームに人が居るなんて全く知らなかった・・・」

 

S主任、「岡本! 「気づきませんでした」、じゃないだろ!」

 

S主任、「バックアイカメラ見てるのか? 自分が着車するところを確認してからバックするんだろ!」

 

岡本、「(心の中)・・・確かにそうだ。全く確認していなかった。・・・」

 

今、思い起こすと・・・、佐川急便在籍中に重大人身事故を起こさず退職出来たのは、幸運だったと思わざる負えない。

 

それぐらい在職中は、コースに出れば危険な運転をすることも多かったし、一年の終わりに思い起こすと3回くらいは・・・

 

岡本、「あの時、人を撥ねていてもおかしくなかったんじゃないのか?」、と思うことがあった。

 

だから私は、その年の仕事が終わる帰宅する車の中で・・・

 

岡本、「今年、一年、事故を起こさないようにしていただき、本当にありがとうございました。」と、心の中で祈りを捧げていた。

 

普段、神様の存在がどうだとか全く関心はないが、「その年、事故を起こす。起こさない。」には、運の要素もあると思う。

 

もし、あの時、S主任が私が着車するホームで後ろを向いて話しをしていたら、私は、入社して5か月で犯罪者として会社を去っていたかもしれない。

 

運送会社の仕事は、ハイリスク、ハイリターン

 

私が係長になるきっかけを与えてくれたL係長が、こんな事を言っていた。

 

L係長、「岡本・・・運送会社、特に佐川急便で働くということは、大きなリスクを抱えて仕事をしているんだよ。 もし、人身事故を起こして人を殺してしまったら・・・明日には、交通刑務所にいるんだぞ! 明日、刑務所にいるかもしれない仕事なんて、そんなにはないだろ?!」

 

岡本、「・・・そうですよね・・・」

 

この言葉は、私にとって忘れられない言葉になった。

 

車を運転して仕事をしている以上、事故、違反だけは十分に気を付けなければならない。

 

何十年、無事故、無違反を続けていようと、「たった一日のその瞬間の誤りが人生を台無しにする可能性がある職業」だということを肝に銘じて、これからもハンドルを握らなければならない。

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2 件のコメント

  • 久しぶりの更新待ってましたよ。
    仕事に追われて心に余裕の無い運転だから、佐川急便は事故が多いんだろうと自分は考えています。
    新人には「事故さえ起こさなければ、後は何とかなるよ。焦るなと言っても無理だろうけど、事故るよりは遅配の方がましだから。」
    そうアドバイスしてます。

    • 飛脚君さん

      ありがたいコメント、本当にありがとうございます!

      すいません!!! バテぎみで・・・(笑)
      飛脚君さんは、素晴らしい先輩ですね!

      「仕事に追われて心に余裕の無い運転だから、佐川急便は事故が多いんだろうと自分は考えています。」
      おっしゃる通りだと思います。
      急がなければならないけど、心ははやる気持ちを抑えて運転しなければならない。
      毎日がこの葛藤の中で仕事をしなければならないから適応?出来る人と出来ない人がいると思います。

      「新人には「事故さえ起こさなければ、後は何とかなるよ。焦るなと言っても無理だろうけど、事故るよりは遅配の方がましだから。」」
      時には先輩の一言で人生を左右する後輩もいると思います。
      おっしゃる通り人生を掛けて配達するより遅配、未配の方が遥かにましです。(私のような古い佐川人は、時には人生を掛けて配達してしまいますが・・・)
      飛脚君さんのアドバイスは、後輩を守るためにも自分を守るためにも素晴らしいと思います。

      激励コメント、本当にありがとうございます!
      私が知っている限りの情報をお伝えして、お役に立てればと思っております。
      今後ともよろしくお願いします。(しかし、毎日、暑いですね~! 飛脚君さんも暑さに負けないように頑張って、後輩に素晴らしいアドバイスを送って下さいね! 私も負けないように頑張ります!)

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