【佐川急便ではイジメは当たり前】ドライバーと喧嘩して暴力事件を起こしても店長に昇進!

佐川急便の朝の積み込みは、毎日のようにどこかで誰かが喧嘩をしていた。

能力の低い、社交性のないドライバーは、生き残れない時代だから、この世界で生き残ったドライバーは自分に自信のある人達ばかりだった。

班で仕事が出来ない、と判断されたドライバーは露骨に無線で怒られ、それを聞いた他のドライバー達は・・・

岡本、「あ~、〇〇ドライバーは、仕事が出来ないんだ!」、と判断される。

そして、会社に帰ってからもバカにされ、時には年下からも怒られる。

そうなったら、会社での自分の居場所も無くなる。

仕事が出来ないと判断されたドライバーは、

① いじめに耐える

➁ いじめられないようになるため、努力をして仕事が出来るようになる。

➂ 会社を辞める

この3つを選択して行動するしか道はなかった。

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4年間も新人が育たない

当時の「仕事が出来ない」、というレベルは、今では想像が出来ないほどレベルが高かった。

そもそも佐川急便のドライバーになれる資質のない人は、1か月も経たないうちに辞めていった。

だから、ドライバーとして活躍していて「〇〇は、使えないな~」、と呼ばれるドライバーは、生き残ったメンバーの中で能力が低いだけだった。

私が、所属していた班もライバルのOドライバー、私の後は、4年近く新人が育たなかった。

新人として入社してきても1か月も経たないうちに辞めていった。

だから、車を増車したくても運転するドライバーが育たないのだから、増車が出来なかった。

だからといって優しく育てて、増車したとたんに辞められても困るので、新人を育てる時は、厳しかった。

当時、私の所属していた班では、委託の宅配者が1台だけだった。

一つの市で1台だけだった。

昔の携帯電話は、まるで鉄アレイ

ポケベルが全盛の時代。

私が、入社した時に携帯電話がやっと普及し始めた時代だった。

コチラのサイト様で携帯電話の歴史が詳しく紹介されています。参考までに➔ 携帯電話の歴史/年代流行

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S大先輩、「岡本! 携帯電話の販売員が会社に来ているんだぜ! 1万円だってよ!」

岡本、「マジっすか? 1万円?! 1万円で買えるんですか? 激安じゃないですか!」

当時、携帯電話が1万円で買えるなんて夢みたいな話だった。

会社のほとんどのドライバーが購入した。

昔の携帯電話は、直径20センチ、幅も5~6センチはあっただろう。

重さも1~2キロはあったから携帯電話の名の通り携帯すると・・・

重すぎて仕事に支障があった。

大げさに言えば鉄アレイでも腰につけて仕事をしている感じだった。

岡本、「・・・これは、仕事中持ち歩けないな・・・」

だから、営業車の中に置いていた。

それに、必ずといっていいほど携帯電話の使用が多くなる土曜日は、繋がらなくなってしまった。

そんな、使い勝手の悪い携帯電話だったが、1年もしないうちにそれより遥かに小さくて軽い携帯電話が市場に出回ることになる。

今、思えば・・・

「携帯電話、激安、1万円!」は、メーカーの在庫一掃処分で、情報に疎い運送会社をターゲットにメーカーの販売員が販売に来て売りさばいたのではないか?と、思う。

当時は、インターネットがまだまだ普及していない時代。

情報を得るには、本かテレビ番組で情報を得るしかなかった。

自分の部下を2度殴っても店長に昇進!

H市 S主任、「おい! T! てめー! 何で、積み込みがこんなに遅いんだよ!」

Tドライバー、「は? 何で、てめーにそんな事、グダグダ言われなきゃならないんだよ!」

・・・・・・

こんな具合で毎日、どこかで朝の積み込みの時、喧嘩があった。

近隣の大型店、K店では、私と同期入社で江の島研修を共にしたY氏が、2度も暴力事件を起こしても店長に昇進していた。

Y氏は、ドライバー➔ 主任➔ 係長➔ 課長➔ (暴力事件発生)ドライバーへ降格➔ 主任へ再昇格➔ 係長に復帰➔ (またまた暴力事件発生)➔ ドライバーへ降格➔ 主任へ再々昇格➔ 係長に再々昇格➔ 課長に復帰➔ 店長

このようにドライバーを殴って降格を繰り返しても仕事の能力とゴマすり能力が高ければ、不死鳥のように店長まで昇り詰めることが出来るのが佐川急便だ。

結局のところ、過去に懲罰案件があろうが、自分の部下のドライバーを二度も殴ろうが、人間性に問題があろうが、仕事の能力が高くて、上司から可愛がられれば昇進させてくれる。

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有能な人材がいじめで会社を去っていく

私が係長に昇進する事を推薦してくれた在職中にお世話になったL課長が退職する間際、こんなことを言っていた。

L課長、「岡本・・・、俺、この間、会議(各店の係長以上の営業責任者が集まる会議)に行ったろ・・・」

岡本、「はい・・・」

L課長の話の仕方がいつもと違うので、ただ事じゃない、と思った。

L課長、「Sの野郎! 俺にウソの情報教えやがって! 会議に30分前に着いたのに会議が始まっているんだよ!」

岡本、「え?・・・、どういうことですか?」

L課長、「Sは、俺のこと、あまり良く思ってなかったからな! みんなの前でつるし上げだよ!」

S氏は、本社勤務の営業課長で店の営業課長より階級は上だ。

L課長は、会議の始まる時間の変更の連絡をS氏から受けたという。

L課長は、S氏から遅刻扱いされ、各店の営業責任者が集まる会議の中で罵倒されたという。

L課長、「岡本・・・、こんな屈辱は初めてだ! もう、我慢できないな・・・」

岡本、「え、・・・・・・」

L課長が私にこんなこと言うのは、初めてだった。

L課長、「岡本・・・、班員に弱みを見せたら駄目だぞ! バカにされるからな!」

こんなことを言う人で、入社以来、私の前でも会社内でも実践してきた人で、会社内での人望も厚かった。

L課長は、その3か月後、退職してしまった。

理由を知らない人にとっては、何故?退職してしまったのかわからないかもしれないが、引き際はかっこよかった。

岡本、「俺も辞める時は、あっさり辞めそうだな・・・」

この時、そう思った。

仕事の能力も高く、人望も厚い、佐川急便に不可欠なL課長が理不尽ないじめで会社を去り、仕事は出来るがドライバーを2度もぶん殴って人間性に問題のあるY氏が昇進していく。

サラリーマンである以上、お金を稼ぐためには、どんな手を使ってでも出世していかなければならない。

岡本、「(心の中)私は、この会社では、出世していくのは無理だな・・・」

この時、サラリーマンとしての限界を感じた。

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