【ヤマト運輸で働いている日雇いアルバイトが確定申告漏れ】税務署が事業改善命令

ヤマト運輸の仕分け作業を副業として働いている人にとっては、確定申告は年度末のイベントの一つになります。

管理人の一言

私のような小規模事業者にとっては、確定申告は年度末の一大イベントの一つです。

なんせ、社長、ドライバー、経理、などなど、何でもやっているので

(ですから、いかに作業に時間が掛からないようにするか?は永遠のテーマです)

本業以外の所得が年間で20万円以上ある場合は、確定申告をしなければなりません。

副業としてヤマト運輸で働いている人も多いので、確定申告は身近な話題だと思います。

しかし、ヤマト運輸に税務署からクレームがあったことがありました。

税務署から指摘された内容は、ヤマト運輸の給与の支払い方についてです。

ヤマト運輸の仕分け作業は、基本的には2か月の雇用になります。

本業に関係なく2か月働いたら1か月休む。継続するときは、再度申し込んで2か月働いて1か月休む。

というのがセオリーです。

学生、主婦は6か月、パート契約は普通のバイトのように続けて働けますが、本業がある社会人は、2か月働いたら1か月休まなければなりません。

その理由は、3か月以上の雇用になると「日常的に働いている人」とみなされます。

そして、各種保険に加入させなければならないという決まりがあるからです。

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ヤマト運輸が得意とする法の抜け道を歩む行為

2か月以内の雇用であれば「日雇い労働者」になるので保険に加入させる必要がありません。

「法の抜け道」を歩むようなヤマト運輸の昔からの手法です。

ここで、副業と複業の違いを説明しているサイト様を見つけました。参考にしてください。➔ 複業とは?副業と何が違う?複業のメリット・デメリットや始め方check

副業、複業で意味の違いがあるんですね。。勉強になります。

話を元に戻します。

税務署からヤマト運輸にクレームがありました。

2か月の契約をしている日雇い労働者にも給与明細に類するものを渡しなさい、という内容でした。

本業が他にあってヤマト運輸では日雇いで働いている人が「日雇いなら税務署にバレないだろう」と、確定申告でヤマト運輸からの収入を明記していないケースが相次ぎました。

税務署としても「個人の責任だけではなくヤマト運輸にも問題がある」という判断だったのでしょう。

ヤマト運輸としても税務署から「改善しろ」と言われては、日雇い契約の作業員にも給与明細を用意せざるを得なくなりました。

労働監督署の調査官がヤマト運輸のベースの仕分け作業を見学

実はこのような話は税務署からに限った話ではありません。

例えば、ヤマト運輸のベースで仕分け作業をしていた作業員が怪我をした場合、「手打ち」にするケースも珍しくありませんでした。

しかし、時代の流れで、これまでのように何でもかんでも何かあったら「手打ち」では済まなくなりました。

例えば、ヤマト運輸のベースの仕分け作業が事故や軽微な怪我が多いという理由から労働監督署が仕分け作業を見学に訪れたこともありました。

また、ヤマト運輸に限ったことではありませんが(佐川急便も)、有休の買取も公然と行われてきた過去があります。

有休で休まれてしまうと貴重な戦力がいなくなってしまう(店が回らなくなる)ので「あなたの休みヤマト運輸が(佐川急便も)買い取ります」という苦肉の策が以前はありましたが、時代の流れとともに消滅しました。

管理人の一言

「あなたの休み佐川急便が買い取ります」は、まだ良かったです。(お金になるので)

「あなたの有給休暇、佐川急便がいつの間にかに消化させます」が定番でした。

運行管理者Y氏、「今月、3日と10日と17日、有給だから」

岡本、「はい!わかりました! (心の中)通常の休みではないんですね・・・」

ヤマト運輸や佐川急便といった昔からブラック企業で働いていた仲間は、時代の変化に息苦しさを覚えて退職するか、諦めて終身雇用の道を選んでいます。

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ブラック企業が働きやすい職場作りに取り組む

副業で2か月の契約をしている日雇い労働者は、経験者優遇として再度働くときに履歴書も必要ありませんでした。

期日までに手ぶらで事務所に来て「経験者だけど来月から働きたいです」と言えば、あとは勝手にシフトが組まれて働くことが出来ました。

しかし、労働監督署の見学以降、再度働く際は履歴書を出すことが義務付けられました。

履歴書を出すのが面倒で「じゃあヤマトの仕事はやらないよ」というベテラン作業員も多数いました。

ヤマト運輸、佐川急便、昔はブラック企業でしたが様々な変化がありました。

運送会社も微速前進ではありますが、徐々に働きやすい職場作りが出来つつあります。

自分も含めて退職していった仲間たちの願い(働きやすい会社になってもらいたい)が、やっと実現出来るかもしれません。

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