【私立の中学受験をする生徒の親がモンスターペアレントになった】保護者説明会で保護者から怒号が飛び交う

今回の話は、管理人の知り合いがクレーム対応した時の話です。

 

彼は、世田谷の下北沢にある中学受験塾を経営する一人でしたが、思わぬクレーム対応をしなければならなくなりました。

 

「どんなクレームで」「どのようなクレーム対応をしたのか?」記事の執筆依頼をしました。

 

話せる範囲で、という条件付きではありますが、快く依頼を受けていただきました。

 

かる~い気持ちで読んでいただければ幸いです。

 

何故?中学受験生は塾に通うのか?

 

現在、日本には数えきれないほどの「中学受験塾」があります。「高校受験」「大学受験」の塾も乱立しています。

 

受験に特化せずに学校の授業を補完する塾も存在します。

 

2017年度の統計では、公立小学校から「私立中学」を受験する受験生は、100人中8.09人とのことです。

 

当然その1位は東京都で100人につき25,31人、2位は高知県で20,44人そして3位が奈良県で13,55人となっています。

 

私立の中学受験が難しすぎる

 

近年は少子化が深刻化しているとは言え、受験塾は繁盛しているのが現状です。

 

公立の小学校から私立中学を受験しようとする小学生は、学校の授業だけでは合格することは殆ど無理だと言われてます。

 

それだけ入試問題が難しくなっているのです。

 

普通に中学、高校、大学を卒業した成人が、中学入試問題を解こうと思っても殆ど無理なほど難しいのです。

 

疑い深い人は、本屋で売られている各中学校の「過去問集」を見れば一目瞭然です。

 

もし解けたらあなたは塾の先生にもなれます。

 

従って、子供を受験させようと思う保護者は、遅くとも4~5年生の段階で塾に通わせようとします。

 

受験塾の選び方

 

どこの受験塾も毎年合格実績を発表しています。

 

東京の男子中学校で特に難しいのが「開成中学」です。

 

女子の代表は「雙葉(ふたば)中学校」や「桜蔭(おういん)学園」です。毎年、東大への合格者数がダントツに多いのです。

 

最終的に東大や京大を目指す生徒の保護者は、開成中学校(男子)、桜蔭学園(女子)のように東大、京大への合格者の多い塾を選びたがります。

 

私立中学受験をする生徒の保護者は、「難関校に合格するために自分の子供を通わせたい」或いは「合格させてくれそうな塾」を選びます。

 

入塾テストもあるので、必ずしも希望の塾に入れるかどうかは保証の限りではありません。

 

受験しようとする生徒は殆どが親の言いつけに従い、中には嫌々塾通いをしているケースもあります。

 

父親が有名私立大学を卒業していれば我が子も同じ大学に行かせたい、と思うのが人情です。

 

最近は、韓国や中国の中学受験や高校受験の凄まじさなどもマスコミで報道されているようですが、日本でもそれに負けず劣らず熾烈な状況にあります。

 

保護者説明会で保護者から怒号が飛び交う

 

周辺に競合塾が乱立し、教室の採算が2~3年連続で悪化していた為、経営者は教室を閉鎖することにしました。

 

そこで、下北沢教室の教室において保護者説明会を開いたのです。

 

教室の先生、教室長はもとより、本部からも管理の責任者が出席しました。

 

その説明会では、教室長が「教室を閉鎖しなければならない」旨の説明を始めた途端、怒号が飛び交ったのです。

 

保護者A、「何で閉鎖するんだ!その理由を言え」

 

教室長、「本部によれば、採算が悪いからということです」

 

保護者B、「教育というものは採算なんか度外視してやるもんだよ!」(無茶苦茶な言い分です)

 

保護者C、「誰が閉鎖するって決めたんだ」

 

教室長、「会社の役員会です」

 

保護者A,B、「決めた役員が何でここにいないんだよ!呼んで来い!」

 

教室長、「申し訳ありません」

 

保護者A,B、「謝って済むと思ったら大間違いだ」

 

保護者C、「うちの子は今年6年生で今が一番大事なときだ。何とか受験まで続けて欲しい」

 

私立の中学受験をする生徒の親がモンスターペアレントになった

 

最終的にはどのように決着したのか?

 

説明会に出席しなかった保護者は、文書での閉鎖の通知に対して諦めたのでしょう。

 

既に他の塾への転塾の手続きに入っていました。

 

出席した保護者は約30人でした。

 

その殆どが「モンスターペアレント」と化し、こうした不毛のやり取りが延々と2時間以上も続きました。

 

保護者の意見も同じ事の繰り返しになり、意見も出尽くしました。

 

そこで、塾側は保護者に対して「代替案」を提案したのです。

 

それは、一番近くの「成城学園教室」への移動という案でした。

 

出席者した保護者は結局、教室の閉鎖そのものには猛烈に反対しました。

 

しかし、経営者側が閉鎖を決定した以上、最終的にはそれを受け入れざるを得ません。

 

塾側の提案を渋々受け入れる保護者もいました。また他の塾に転塾させるという保護者もいました。

 

しかし、提案を受け入れた保護者も無条件で受け入れたわけではありませんでした。

 

殆どが下北沢在住の家庭でしたので、下北沢―成城学園の往復交通費を塾に負担しろと要求したのです。

 

中には、往復のタクシー代を負担しろと要求する保護者もいたのですが、さすがにこれは受け入れられませんでした。

 

最終的には塾が往復の交通費を負担することで合意に至りました。

 

モンスターペアレントは1人でも恐ろしいのに、30人も揃ったらとても耐えられるものではありません。

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