【運送業界の理不尽なクレーム】「ドライバーの体格良くて怖い」「ハンサムなドライバーは困る」

ヤマト運輸のみならず、お客様と接する職種でクレームを受けたことがないのは珍しいのではなかろうか。

 

約束した事や説明と違ったりすれば、そこに悪意や敵意が有る無しに関係なく、クレームされるのは当然であろう。

 

特にヤマト運輸や佐川急便の場合、何より多いのは言うまでもなく「時間指定」の問題だ。

 

そしてその次が「破損」だ。

 

これらは誰が悪いとかではなく、運送会社の宿命と言っても良いものだ。一方ではめったに見られないクレームもある。

 

今回はその中でもレアなクレームをいくつかご紹介しよう。

 

トラックのおかげで日陰になった!

 

配達用のトラックは大小各種ある。2トン車クラスは運送業者が所有しているトラックの中では小さい部類に入るものの、一般的な車と比べれば大きい。

 

そのトラックをアパートの目の前に停車させてしまったことで、アパートの住人から陽射しが入らなくなったとの、クレームを受けた。

 

言いがかりと言っては失礼だが、トラックの所為で実際日陰になったのは間違いない。

 

数時間も停車していたのならばクレームを入れたくなる気持ちも分からなくはないが、聞けば僅か数分程度の停車であった。

 

クレームを受ければ謝るしかない。それ以降ドライバーには「住宅地では洗濯物を干しているお宅の日陰にならないように停車しろ」と指示しなければならなくなる。これにより、ドライバーの手間暇が増え、時間指定の配送にも影響してくる。

 

「ドライバーを替えてもらいたい!」その理由とは?

 

「担当ドライバーを替えてもらいたい」というクレームも多い。

 

愛想が悪いとか、何か問題を起こしたのであれば、仕方のないが、今回の理由にはさすがに閉口したものだ。

 

それはある女性からのクレームだったのが、「体格の良いドライバーが怖いので替えてもらいたい」とのことだった。

 

本当に体格だけが問題なのか、あるいは体格の良いドライバーの愛想が悪かったのか。さすがにそこまでは特定できなかったが、「体格が良過ぎて圧迫感があって怖い」とのことであった。

 

一人暮らしの女性の場合、そういった気持ちも分からないものではない。そうかといって、ドライバーに何か非があったわけではないらしい。

 

ヤマト運輸は飽くまでもお客様優先主義だ。

 

当初はそのお客様だけには違うドライバーに運ばせようとしたのだが、結局は非効率との理由でエリアの異動をさせた。

 

女性心理としては仕方ないのかもしれないが、ドライバーにとっては気の毒な結果になってしまったものだ。

 

ドライバーが汗臭いというクレーム

 

このクレームは1件だけ受けたことがある。

 

それは「ドライバーが汗クサイ」というものだ。

 

タバコ臭いとかであれば問題視されるかもしれないが、汗クサイとのことであった。

 

このクレームが入ったのは夏場だ。 人間が汗をかくのは自然現象だし、本人としても悪意があって汗クサイ訳ではない。むしろそれだけ頑張って働いたいたからこそ、汗をかいたのだ。

 

しかしながらお客様としては「クサイ」のだ。

 

体格へのクレームとは異なり、この問題は消臭剤などで対処できるものなので、「夏場は体臭にも気を付けるように」で済んだが、これもまた、複雑な気持ちにさせられたものだ。

 

ドライバーがイケメンだというクレーム

 

一時期「佐川男子」が評判になったことがあったが、佐川急便だけではなく、どの運送会社のドライバーの中にもイケメンはいる。

 

そんなドライバーに関するクレームはさすがに何とも言いようのない気持ちになってしまったものだ。

 

それは、「ドライバーがイケメン過ぎて妻が心配だ」というものだった。

 

信じられないかもしれないが、クレームを入れてきたご主人は本気も本気。

 

そのイケメンのドライバーが夜配達に来て、妻に聞いたらそれがいつもそのドライバーだという。

 

ドライバーは単に荷物があるから届けただけなのに、ご主人の嫉妬は一体何故なのだろう。

 

結局これも「そのまま」とはいかないヤマト運輸の体質もあり、そのドライバーはエリア変更になった。

 

何がクレームになるか分からない時代

 

いくつか少数派のクレームを取り上げてみたが、何がクレームになるか分からない時代になってしまった。ドライバーは本来であればあまり気にする必要がないことにまで気にしなければならなくなった。

 

もちろんこうしたクレームは極限られた一部ではあるが、こうした「少数派の大きな声」がドライバーだけではなく、会社そのものの負担を増やしている。

 

しかし、ヤマト運輸の場合、「事なかれ主義」である以上、お客様からのクレームに対しては頭を下げて対応している。

 

宅配料金値上げに踏み切ったときのように、そろそろドライバーを守るという観点からも、理不尽なクレーム対しては「NO」を突き付けても良いのではなかろうか。

 

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