【佐川急便の大型トラックを運転しての集荷と配達】「道を間違えた!一つのミスが取り返しのつかないことになる」

今回の記事は

大型トラックを運転して配達

の続編になります。

岡本、「(心の中)佐川急便に入社して過酷な年末を何度か乗り越えられた。よ~し、自分のステータスを上げるために大型免許を取りに行こう!」

という理由から運転免許試験場の一発試験を受けて大型免許を取得した。

O係長、「大型免許持っているんだろ?配達して来いよ!」

という鶴の一声で、その後も度々大型トラックで配達、集荷をするようになった。

担当している地域の配達であれば道も分かるしトラックを何処に着車すれば良いか?という事もわかる。

しかし、ほとんどの場合は普段集荷や配達をしていない他の地域や

O係長、「岡本!明日の祭日、昼便(午後配達する荷物を積んでくる大型トラック)が無いんだよ。悪いんだけどさ東京センターに行って積んで来てくれないか?」

岡本、「はい!(心の中)東京センター?何じゃそりゃ?」

経費削減で荷物の少ない日曜日、祭日は庸車の経費を削減する理由で自社のトラックを使って東京センター(江東区)に荷物を積みに行くことが度々あった。

何度か行けば道も分かるし

岡本、「(心の中)初めて来たけど何処に着車すれば良いんだ?」

という不安も少なくなる。

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現在みたいにスマホ、ナビが発達していない時代

私が佐川急便でバリバリ仕事をしていた頃は、スマホやナビが発達していない時代

道を間違えて迷う、という事も度々あった。

運送会社で働いているのに方向音痴だった。

しかし、方向音痴という事を会社の他のドライバーに悟られてはいけない。

後輩のセールスドライバーA、「岡本さん、祭日の日に道を間違えて午後便15時頃になったらしいよ!」

後輩のセールスドライバーB、「「マジで?前もそんなことあったでしょ?仕事出来ないんじゃないの?」

社内で仕事が出来ない、という噂が立つと命取りになる。

絶対にそのような事態にしてはならない。

大型トラックで道を間違えるとこういうことになる

O係長、「岡本!午前中は大型で配達をして午後からC社に集荷に行ってくれよ」

岡本、「わかりました」

C社は1日の発送個数が2000個を超えることがあるお得意様だった。

荷物の重量も1個20キロくらいある。

発送個数が多くなると大型トラック1台では足りなくなる。

空の大型トラックに乗って集荷先に行き満載に積んである大型トラックを引き上げてくるのが仕事だ。

満載の大型トラックを引き上げて会社に帰る途中

岡本、「(心の中)やべ~、曲がるところを間違えた…」

曲がる交差点を間違えて道なりに運転すると見知らぬ田舎道を運転する事になってしまった。

岡本、「(心の中)何処だ?ここは?周り畑だし…」

大型トラックを運転すると一つのミスが大変な事態になることがある。

岡本、「(心の中)農道になる前に通った会社でUターンすれば良かった…」

気が付けば一本道の農道を不自然な大型トラックと後続に自動車が5台くらい連なって走っている。

岡本、「(心の中)会社に帰れるのか?…」

道なりに走るしかないので暫く道なりに走っていると

岡本、「(心の中)川越街道?やった~!、帰れる!」

農道から川越街道に出る道を曲がろうとすると

岡本、「(心の中)曲がれないよな?4トンなら曲がれるけど…」

岡本、「(心の中)ん~…(考え中)しょうがないな!バック(後退)しよう!」

大型トラックでは曲がれないのでバックすることにした。

農道の一本道なので路肩もなく大型トラックと乗用車がすれ違うスペースもない。

佐川急便の看板を背負った大型トラック1台と乗用車5台が300メートル近くバックをする、という事態になった。

不思議とクラクションを鳴らされることもなく、状況を察してくれたのか?乗用車を運転しているドライバーは協力?してくれた。

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一つのミスが大惨事を招くことも

2019年9月に起きた京浜急行と大型トラックの踏切事故は、他人事とは思えない事故だった。

京急踏切事故から1年。現場で改めて感じる「たられば」

出典: https://news.yahoo.co.jp/byline/hashimotoaiki/20200905-00196797

ミスをしてしまった時に置かれた状況を打開するにはどうすれば良いのか?を考えなければならない。

「そんな事分かっているよ!」

と言われるかもしれないが

・ その現場で最悪な事態を想像する

・ 自力で解決出来ない、と判断した時は他人の力を借りる

運転だけではなく全てに当てはまることだと思う。

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