【佐川急便の再配達を促す迷惑メールが新手の詐欺】悪質且つ巧妙な罠に引っかからない方法

佐川急便を騙った(かたった)新手の詐欺事件が起こった。

佐川急便を装った不在連絡SMSが届き、再配達依頼を促す巧妙な内容の詐欺手法です。佐川急便からもお知らせで注意喚起する案内がされています。➔ 佐川急便を装った迷惑メールにご注意くださいcheck

時代に則した(そくした)技術、流行等を上手に駆使し、人を騙そうとするその手法は、時に「そんな手口もあったのか?」と感心させられるものもあります。

この詐欺事件に佐川急便の社員たちは怒りを通り越して驚いたのではないでしょうか?

詐欺師たちは利用できるものは何でも利用するものです。そんな詐欺師たちのアンテナに佐川急便のあるシステムが引っ掛かってしまったのです。

佐川急便のシステムが詐欺師たちのターゲットとなったことで、高齢者のみならず、多くの一般利用者も被害を受ける羽目になったのです。

そのシステムとは佐川急便を騙ったSMS(ショートメールサービス)でした。

スマートフォン、携帯電話に「お客様に荷物をお届けしましたが不在なので持ち帰りました」というメッセージと共に、「sagawa」と文字まで入れられたURLが明記されていました。

ITに詳しくない高齢者だけでなく、普段は振込詐欺などをバカにしているような一般の利用者まで引っかかってしまったのです。

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SNSやメールなどが詐欺に使われる

URL(アドレス)の中に「sagawa」とあれば、「本物なのかな?」と思ってしまうのも無理はありません。

指定のアドレスにアクセスすると、佐川急便のホームページに似せて作られた偽サイトに誘導されます。

そこでクレジットカード等の個人情報を入力することで、情報が漏れてしまうといった手口です。

さすがにこれだけ精巧に作られていると、「騙されても仕方ない」と思える手法です。そもそも詐欺師たちは人を騙すことに関しては労力を惜しみません。

その頭脳や技術を社会にとって有益になることに使った方が良いのでは?と誰しもが思いますが、彼らは人を騙すことに生きがいを感じているのです。

最近の詐欺師たちの手口はより巧妙なものになっています。

以前であれば、いわゆる情報弱者や高齢者しか引っかからないような杜撰(ずさん)なものが多かったです。

少しでも詐欺にあわないための情報を持っていれば「あ、これは詐欺の手口だな!」と気付くようなものも多かったのです。

しかし近年の詐欺師の手口は巧妙です。今回紹介している佐川急便を騙った詐欺に関しても、「荷物がいつ届くかわからない」という人間心理を利用したものです。

加えて佐川急便という大企業の名前を使うことで相手に安心感を与える点など、よく練られた手口です。

オレオレ詐欺に代表される振込詐欺であれば、「未だにこんなものに引っ掛かる人がいるのか」と笑っている人。

あるいはもし自分にその手の電話がかかってきても絶対に引っかからないという自信がある人。こうした人たちでも今回の詐欺手法に引っ掛かってしまった人がいるのではないでしょうか?

こういう詐欺手法に引っかからないようにするために心掛けるべき点があります。

身に覚えのないことは無視しましょう。

今回は佐川急便に似せたURL(アドレス)が使われているので、自分自身に身に覚えがなくても家族の誰かが荷物を頼んでいて荷物が届いているのかもしれない?と思わせることが出来ます。

自分で何かを購入した訳ではなく、友人、知人、家族からも「荷物送ったよ」との連絡もない場合は要注意です。

まずは不在票が届いてないか?を確認しましょう。あるいはその手のメッセージが届いても「誰からだ?」と、怪しむべきでしょう。

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大手企業を装ったメールに注意

詐欺師たちはシステムそのものを上手く活用するのにも長けていますが、何より消費者心理を上手く掴んでいます。

例えば、今回の佐川急便を騙った手口も、佐川急便という大企業の信用性を上手く利用しています。

もちろん大企業がそのような詐欺をすることはありませんが、「大企業だから安心」という気持ちをまずは1度リセットすることが大切です。

自分が加入した覚えのないサービスからのSMS、メール、LINEなどは無視することを徹底すべきです。

佐川急便だけではなく、他にも安心感を与えるような大企業の名前が使われていたとしても、身に覚えがないのであればまずは疑ってかかるべきです。

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見に覚えのないことは疑って調べることが大事

身に覚えのないことは、すぐに調べる癖を付けておくことも大切です。

例えば、佐川急便からの偽SMSの件は、佐川急便ではSMSでの不在連絡サービスは一切行っていません。

そこで「佐川急便ってSMSで不在連絡してたっけ?」と疑問を抱き、ホームページなりその他の情報をチェックしてみましょう。うかつにSMSの内容に書かれているURL(アドレス)をクリックしてはいけません。

公式ホームページはもちろんですが、Twitterのようにリアルタイムで様々な情報が集まるSNSであれば、同じような手口に遭遇した人の声を聞けるかもしれません。

詐欺師たちの巧妙な手口に違和感を覚えることはなかなか難しいかもしれませんが、常識を疑うことから始め、何でも自分で調べてみることが大事です。

これらを徹底することによって、自分の身は自分で守れるようになるはずです。

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