【あおり運転の危険性】裁判所が殺人罪認定 根絶への一歩を踏み出す

【あおり運転】とは、ウイキペディアによれば、「道路を走行する自動車、自動二輪、自転車に対し、周囲の運転者が何らかの原因や目的で運転中に煽ることによって、道路における交通の危険を生じさせる行為のこと」と定義しています。

 

また、知恵蔵miniは、「車間距離を極端に詰めて道を譲るように強要する、猛スピードで追い回す、ハイビームやパッシング、並行しての幅寄せなどで威嚇する行為が該当する」と解説しています。

 

あおり運転は以前にも多くのケースがあったのは間違いないのですが、被害者が死に至っていなかった為に表沙汰にはなっていなかったと思われます。

 

しかし、最近になり、あおり運転による「死亡事故」が連続し社会的大問題になっています。

 

ここでは、最近のあおり運転の事故事例を挙げて紹介するとともに、その対策についても鋭く切り込んでいきます。

 

【東名あおり運転】<危険運転致死傷の適用>

 

2017年6月5日あおり運転を受けて高速道路上に停車させられた夫婦(萩山嘉久さんと妻の友香さん)が別のトラックに追突され死亡した事故です。

 

石橋和保被告は、東名パーキングエアリで嘉久さんに駐車位置に関して注意を受けた事に腹を立て、荻山夫妻と娘2人が乗るワゴン車を追跡走行しました。

 

その後度重なる「あおり運転」でワゴン車を神奈川県大井町の東名高速道路上に停車させ、そこに後続のトラックが衝突しました。その結果、荻山夫妻は死亡し、娘2人も怪我をしました。

 

第一審の判決

 

石橋被告(26)=福岡県中間市は同年10月に逮捕され、検察側は懲役23年を求刑していました。
本求刑に対し、2018年12月14日裁判員裁判の判決が横浜地裁であり、懲役18年を言い渡しました。これは「危険運転致死傷の適用」を認めたものでした。

 

弁護側は横浜地裁の判決を不服として控訴しました。

 

【堺あおり運転】<殺人罪認定>

 

2018年7月2日中村精寛(あきひろ)被告(40)は、大阪市堺市南区の大阪府道で乗用車を運転中、大学4年生高田拓海さん(22)運転のバイクに追い抜かれたことに立腹。バイクを追い掛け、時速96~97キロで追突して転倒させたうえで殺害したものです。

 

第一審の判決内容

 

2019年1月25日大阪地裁支部は殺人罪の成立を認め、懲役16年(求刑・懲役18年)の判決を言い渡しました。あおり運転で殺人罪が認められたのは異例のことです。

 

あおり運転から身を守る対処法

 

クルマを運転している時に、車間距離を詰められたり、パッシングされた、幅寄せされたりした経験を持つ人は結構多いのではないでしょうか。今後こうした事態になった時には、自分の身を守る為にどのように対処したら良いのかについて解説します。

 

対処その1 道を譲る

 

あおり運転をするドライバーは単に先に行きたいだけなのです。または追い越されて腹を立てているのかも知れません。

 

最善策は【対抗心】を起こさずに先に譲ることです。相手はイライラしているので、挑発するような行為は絶対に避けるべきです。

 

クルマは文明の利器であるとともに、【走る凶器】にもなることを忘れてはなりません。

 

対処その2 ドライブレコーダーに記録する

 

ドライブレコーダーが付いていなければ直ちに装着しましょう。できれば、前方・後方の両方に装着することをオススメします。

 

「前方・後方ドライブレコーダー録画中」といったステッカーを貼っておくと相手に注意を促す一策になります。

 

また、万が一それでもあおり運転をされた場合には、ドライブレコーダーが動かぬ証拠になります。上記の2つの事件にも大活躍しました。

 

対処その3 高速道路上では「安全な場所」に避難・通報する

 

万が一あおり運転され高速道路上で停車させられそうになった場合は、決して道路上で停車せずに、パーキングエアリア・サービスエリアなどの「安全地帯」に避難しましょう。

 

そして、携帯電話なり非常用電話で通報します。

 

対処その4 警察の取り締まり・罰則強化策

 

これはドライバーが取る対策ではありませんが、抑止力として効果が期待できます。あおり運転に対し取締りを強化すると同時に、「一発免停」などの罰則を適用することが検討されています。

 

最後に

 

煽られても決して感情にならないことです。相手とも口論をしないようにしましょう。

 

警察などが来ることが分かれば相手も少しは大人しくなりでしょうから、到着を静かに待ちまちましょう。

 

クルマの事故で命を落とすことのないようにシッカリと安全を確保することが大切です。

 

そして、常に「安全運転」を心掛けましょう。

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