今回の話は前回の話の続編です。
佐川急便の業務委託で宅配をしているドライバーは様々な形態で仕事をしています。
➀ 個人や法人で佐川急便と直接契約して仕事をしている。
② 運送会社が佐川急便にドライバー(委託)を紹介して紹介した見返りにドライバー(委託)から手数料を摂っている。
➀のケースは佐川急便との直接契約なので消費税も佐川急便から支払われているので問題ありません。
ヤマト運輸の場合は
➀、②の他にEAZY CREW(イージークルー)とヤマト・スタッフ・サプライ(YSS)と契約しているケースがありますが
どちらも消費税は支払われているので問題ありません。
佐川急便やヤマト運輸などの企業と契約しているドライバー(委託)はインボイス制度に登録して課税事業者になるのか?の判断は
ドライバー(委託)各々の判断で対応すれば良いと思います。
問題は②のケースです。
消費税を支払わない悪徳運送会社が数多く存在する
2~3年前佐川急便でナイト(夜間配達の委託)をしていた頃の話
知り合いの委託Mドライバー、「おかもっちゃん、俺、手数料10%で消費税も支払われていないんだけど」
岡本、「マジっすか?未だにそんな会社あるんですか?」
知り合いの委託Mドライバー、「出来れば個人で契約したいんだけど、車(軽バン)をリース契約しているから抜けられないんだよな」
岡本、「そうなんですか」
岡本、「リース料を返済して安く軽バン買って抜けた(運送会社から抜ける)方が良いですよね」
知り合いの委託Mドライバー、「そうだよな~」
➂ 使用している車の名義が悪徳運送会社の場合、車を貸す代わりに車の使用代、手数料、佐川急便から支払われる消費税などを摂取している悪徳運送会社が数多く存在する。
理由は様々だと思うが、車を購入したりリース契約を結ぶ際、
直接契約を結ぶことが出来ないドライバー(委託)もいる。
そんな弱みにつけこんで車を貸す代わりに法外な手数料を摂取する悪徳運送会社が数多く存在する。
運送業界に限らずどの業界でも人の弱みにつけこんで法外な手数料を摂取している業者はいる。
委託から摂取した手数料で仕事もしないで豪遊する運送会社幹部
➂の場合は、良心として「ひで~会社があるな」と思うが
ドライバー(委託)が了承して契約している以上、自己責任で運営しなければならない個人事業主としては致し方ないと思う。
中規模クラス以上に業績を伸ばしている運送会社は全てとは言わないが非合法な事をして
事業を拡大している運送会社が存在する。
知り合いの委託Hドライバー、「おかもっちゃん、知ってる?」
岡本、「何がですか?」
知り合いの委託Hドライバー、「D運送会社から抜けて新しくH運送会社立ち上げた2人、毎日仕事もしないで飲み歩いているみたいよ」
岡本、「マジっすか?」
知り合いの委託Hドライバー、「30人くらい委託抱えているから委託から巻き上げた手数料で豪遊しているらしいよ」
岡本、「だから、運送会社に所属して仕事したくないんですよね。奴らの為に仕事しているみたいになるから」
下請け法を守らない運送会社とは取引を辞めよう
タイトルには「親会社が消費税を中抜き~」と題しましたが、
ドライバー(委託)に消費税を支払わない悪徳運送会社は下請け法違反をしています。
下請法とは?親事業者が守るべき義務と禁止行為、違反時の罰則
引用元:https://www.gmosign.com/media/work-style/post-140/
インボイスに登録して課税事業者になる、登録しないで免税事業者のままでいる、
に関わらず法律を守らない運送会社とは取引をしない方が賢明だと思います。
知り合いの委託Oドライバー、「社長とは佐川急便時代からの付き合いで~」
なんて思っているのはあなただけです。
運送会社の幹部たちは、自分の為に働いてくれる良いおじさん(お兄ちゃん、お姉ちゃん)くらいにしか考えていません。
佐川急便なら営業係長、ヤマト運輸はセンター長、若しくは支店長に現状のコースのまま仕事が出来るのか?相談してみましょう。
あなたが配送品質の良い優秀な委託ドライバーであれば所属先が変わったところで会社には影響ありませんから
力になってくれるでしょう。
私もヤマト運輸で委託をしていた頃に消費税を支払わない悪徳運送会社との取引を辞めて個人でヤマト運輸と契約したことがあります。
所属先を変えるのに数カ月掛かるかもしれませんが、自分の事を多少なりとも考えてくれる社長の下で仕事をする方が
働き甲斐があると思います。
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