研修3日目、最終日になった。
結果からいうと・・・、また、落ちこぼれになった。
研修の3日間だけでは、初めて乗った2トン車に慣れる訳もなく、自動車免許を取得して6か月の私は、研修中に事故を起こさないように運転しているだけで精一杯だった。
3日目の朝、ラジオ体操、朝食までの流れをこなし、10時くらいまで各自運転の練習をして今まで勉強してきたことの最終確認をした。
そして、10時過ぎから、審査(卒業検定)が始まった。
卒業試験は運転すらさせてもらえない
トラックに乗車して運転するまでにルールがある。
これを覚えないと運転すらさせてもらえない。
①トラックに乗車する際に周囲、車体の下の確認をする。
②トラックに乗車する。
③運転席の位置の調整をする。
④ルームミラーの調整をする。
⑤ハンドルの位置の調整をする。
⑥シートベルトをする。
⑦ギアをニュートラルにしてエンジンを掛ける。
⑧窓を開けて左右のミラーの確認と調整をする。
⑨直接目視をして、後方から車、自転車、バイク、歩行者などが追い越してこないかの確認をして出発する。
全ての項目を決められた順番通りにしなければならない。
トラックを動かすだけでもこんなにある。
岡本、「運転席の位置を直して、ルームミラーを直す、ハンドル位置を調整して、ギアをニュートラル・・・・・・」
教官A、「シートベルトしないのか?」
岡本、「えっ???・・・・すいません!」
教官A、「・・・・・・」
トラックを運転することすら出来ない。
卒業試験当日を迎えても、終始、こんな具合だった。
綾瀬の運転研修に参加する前は、ただ運転する技術だけを学べばいいんだろ?!、と安易に思っていた。
だから、運転するのが上手くなって、お金ももらえて、最高じゃん!、くらいの考えで綾瀬運転研修に来たが、・・・甘くなかった。
岡本、「(左折する時に)前方よし、歩行者よし!」
教官A、「また、間違えているだろ!」
岡本、「はい?・・・・・・」
教官A、「だから、・・・右折する時に前方、対向車の確認だろ! 左折する時は、歩行者の確認だろ!」(横断歩道進入時の左折)
岡本、「はい、・・・・・・・すいません?!」
教官A、「・・・・・・」
自分でも、何度も何度も、同じ、間違いをして、情けなくなった。
結局、右折と左折の呼称と確認方法が、なんで、右折と左折で違うのかが、この研修中では、わからなかった。
やっていることの意味が、理解出来ないので、覚えも悪い。
14時くらいに出来のいい人は、終わった人もいたが、私は、最終の16時くらいまで、みっちり運転させられた。
私は、江ノ島新人研修、綾瀬運転研修を、「とりあえず卒業」の、仮卒業扱いで卒業した。
卒業検定の出来が悪いので、営業所に帰って再教育だった。
研修は出来が悪くても充実した6日間だった
でも、不思議と月曜日の江の島新人研修から、今日までの6日間、今までくすぶっていた数年間では味わえない、そう、高校の時に野球に没頭していた時に感じた充実感を味わえたような気がした。
帰る時に、研修で仲間になった他店のドライバーと話して帰ったときも、凄くすがすがしかったのを覚えている。
来週から、いよいよ営業店に出社する。
初めての社会人生活、研修中にマスター出来なかった運転がうまくなるだろうか?
先輩とは、うまくやっていけるだろうか?
様々な期待と、不安を抱えながら、5泊6日の江の島、綾瀬の研修が終わった。
新入社員研修が終わり営業所勤務の始まりです。➔ 【ブラック企業佐川急便】凄いぞ!初任給50万円 セールスドライバー誕生編①check
コチラも見て下さいね! 続編です。
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