【フォークリフト免許の一発試験で不合格?】「雪が降る中で4時間待たされて極度の緊張状態での実地試験」

フォークリフトを運転し、工場で親指を立てる男性従業員

佐川急便に在籍していた頃

T運行管理課長、「岡本もフォークリフトの免許、取らなきゃな」

岡本、「フォークリフトですか?客先で乗ってますけど」

T運行管理課長、「いや、いや、本来、免許なしで乗るのはマズいんだよ」

岡本、「そうですか?」

自分がフォークリフトの免許を取得したのは、2000年だっただろうか?

巨人とダイエーの日本シリーズがやっていて

試験が終わった帰りにマクドナルドに寄って話題にしていたのを覚えている。

まだ10月の末だというのに雪(みぞれ)が降る極寒の中、実地試験は行われた。

出勤扱いで講習費用5万円は会社持ち

大型免許の取得の時とは違い、会社からの指示で「フォークリフトの免許を取得しなさい」ということなので

2日間の出勤扱いで受講料(たぶん5万円くらい)は全て会社が負担してくれる、という待遇の良さだった。

しかも、講習が終わったらそのまま帰宅して良い(直帰)という、日頃の業務の事を考えれば天国のような2日間だった。

大型自動車の免許を取得した時の話はコチラ

「フォークリフトの免許?寝てたって取れるよ!」という噂の試験だったので

1日目の講習は気が付けば、爆睡、起きて、爆睡して、最後の時間にテストをやって終わり、という体たらくだった。

今回、フォークリフト免許の講習を受けに来たメンバーは、自分が代走、他の3人は係長、主任、といった豪華?な顔ぶれだった。

講習が終わった後の帰りの4人の会話も仕事中のピリピリムードの会話ではなく、「皆が機嫌が良く睡眠十分でご満悦」といった感じだった。

明日は実地試験だが、休み気分だった。

10月だというのに雪が降る最悪のコンディション

講習2日目、実地試験の日になった。

集合して説明があり直ぐに実地試験が行われた。

岡本、「今日、寒くないですか?」

W営業係長、「雪が降るらしいよ」

岡本、「マジですか?」

10月の末だというのに気温は7~8度といった感じだろうか。

試験官の説明を聞いて驚いたことは、試験官が1人で60人くらいの受講生を順番に試験する、という内容だった。

試験を待っている受講生は、極寒で時折雪が降る中、トイレに行くとき以外は、実地試験が行われている様子を見ていなければならない。

岡本、「(心の中)まるで拷問だな」

佐川急便のメンバーは1番早く実地試験を受けるY主任でさえ、1時間30分以上待たされて試験を受けなければならない。

他の受講生がフォークリフトを操作している実地試験を見ていると

ざわざわ、ひそひそ、「(小さい声で)あ~、あそこ順番間違えているぞ」などなど

試験の順番が来るまで待機している60人の受講生の声が聞こえる。

岡本、「(心の中)これは、そうとうプレッシャー掛かるな」

案の定、試験の順番が進むにつれて、ノーミスで終える受講生は皆無、といった状況になった。

佐川急便の営業主任、係長でさえ信じられないようなミス

極寒の中、1時間30分近く待たされてY主任が実地試験をした。

岡本、「(心の中)Y主任、頑張れ」

岡本、「あれ?パレット動かす順番違くないか?」

試験を終えたY主任が返ってきた。

Y主任、「…間違えた。緊張して…」

Y主任は自分と同期で「いかにも佐川急便」というような奴だった。

声が大きく、へこたれた所なんて見たことがない、そんな奴だった。

しかし、試験を終えたY主任はまるで別人のような感じだった。

岡本、「(心の中)まずいな、これは…」

そして、負の連鎖は、W係長、N係長も緊張でガチガチにする。

W係長、N係長は最悪のコンディションの中、致命的なミスもなく無難にまとめたが、明らかにいつもと違う感じだった。

フォークリフト試験の操作で致命的なミス

4時間近く待って私の順番がきた。

寒さと緊張で何を考えているのかわからないような状態だった。

岡本、「(心の中)俺は、佐川急便で代走をしているんだぞ。こんな所でミスしている場合じゃね~だろ」

フォークリフトに乗って、パレットを移す作業を2回するくらいまでは順調だった。

ざわざわ、ひそひそ…

岡本、「(心の中)え?何か間違えたか?」

岡本、「(心の中)やばい、違うパレットを重ねてる」

この瞬間、頭が真っ白になった。

お~、ざわざわ、ひそひそ…

頭が真っ白になってパレットを持ち上げたまま移動してしまった。

試験を終えて

岡本、「…失敗しました」

Y主任、「俺も相当ヤバい、と思ってたけど岡本よりかは良いだろ」

Y主任、「岡本が合格して俺が落ちたら試験官に文句を言うよ」

Y主任は、自分の試験内容より良くない人間が身近に出来て安堵しているような感じだった。

2日間出勤扱いで試験を受けさせてもらって、5万円も会社負担で、不合格、なんて事になったら、シャレにならない。

「パレットを持ち上げたまま移動」という致命的なミスをしても合格

おそらく、今、同じことを試験でしたら不合格になるだろう。

今回、記事を書くに際して下記の記事を参考にさせていただきました。

則失格になるミス

・ フォークで荷物を高く持ち上げたまま移動する

出典:https://www.55truck.com/journal/16.html

2000年という今から20年も前ということと、佐川急便、という看板も合否に影響を与えたのかもしれない。

試験官が自分がミスをしたときに、少し笑っていたのを覚えている。

試験官、「(心の中)まったく、しょうがないな、緊張してガチガチだよな」

こんなふうに思っていたのかもしれない。

しかしながら、不合格者はいた。

60人くらいの受講生で5~6人の不合格者がいた。

おそらく、昔の合否基準は、フォークリフトを日常的に仕事で使用していて操作が出来れば、合格、くらいの基準だったのだろう。

試験を受けている何人かは、フォークリフトの操作が出来ない、若しくは不安がある、という人も何人かいた。

「フォークリフトの試験に落ちた」なんてことになっていたら何年も肩身の狭い思いをしなければならなかったから

フォークリフト試験の試験官には、感謝しかない。

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