【大手運送会社の平均年収ランキング】高収入で労働環境が整備されていて福利厚生も充実!

人出不足に悩んでいる運送会社は、決して手をこまねいている訳ではありません。

いわば産業を問わずに人材の獲得競争が繰り広げられている中で運送業の経営者の意識も着実に変わりつつあります。

その根拠の一つに労働環境が挙げられます。

かつて運送業界といえば「厳しいけど稼げる」「稼げるけど長時間働く」といったイメージが強かったことでしょう。

しかしそれは昔のイメージ。

現在の運送会社は実際にどのような労働環境で人材を獲得しようとしているのか等、様々な角度からチェックしてみました。

運送業界が直面している問題点として人出不足は言うまでもありませんが、ネット通販の急成長のおかげで個人宅への配達が急増している点が挙げられます。

企業宛の荷物に関しては緩やかな減少傾向が進んでいるものの、宅配便の個数が右肩上がりの傾向があります。

運送業界全体の売上高を見ると平成21年まで緩やかに縮小していたものの、それ以降は上昇曲線を描いています。

平成21年から業界の売上高が増えているのは先にも挙げたようにネット通販の拡大によるものです。

今後もネット通販は成長が見込まれていることから、運送業の経営者は宅配便の増加に備えて戦略を練って設備投資をするなどの対策を講じています。

運送業界は企業宛の荷物が主流の時代から個人宅の荷物が主流の時代(BtoB から BtoC)へ変革したともいえます。

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大手運送会社の平均年収ランキング

そこでやはり気になるのが運送業界の年収です。

2017年度の有価証券報告書等から、主要な運送会社の平均年収を見てみましょう。

1位 ヤマトホールディングス株式会社  866万円

2位 株式会社日立物流  773万円

3位 株式会社近鉄エクスプレス  734万円

4位 郵船ロジスティクス株式会社  709万円

5位 丸全昭和運輸株式会社  638万円

6位 日本通運株式会社  608万円

このように、全体的に好調であることがお分かりいただけるのではないでしょうか?

もちろんこの統計はあくまでも平均ではありますが、会社全体としての平均年収が高いことは見当がつくと思います。

大手運送会社は労働環境、福利厚生の待遇も魅力

平均年収という数字の面を見ても運送会社の待遇は決して悪いものではありません。それ以外にも運送業界が力を入れているのはその他の待遇です。

運送業界に対して労働環境という点でネガティブでマイナスなイメージを持っている人は依然として多く、金銭以外の面で「きつい仕事」といったイメージを持っているのではないでしょうか?

最近では、中型や大型免許の取得費用を負担してくれる運送会社も増えているなど、各種手当も充実してきています。

皆勤手当、無事故手当、家族手当など運送業界ならではの手当を支給している運送会社も今では珍しくありません。

最近は待遇を通して運送業界のイメージ改善に努めている運送会社も増えている傾向にあります。そして他の業界と比べても待遇、手当が良いことで知られています。

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将来性という点では?

ネット通販の成長に伴い、運送業界も業績を伸ばしています。

国内の他の産業、特に小売業界が苦戦を強いられている中で、運送業界は着実に業績を拡大しているのです。

特にネット通販は今や単なる流行ではなく、人々の新しい購買方法として定着しており、今後も大きく成長することが期待されています。

ヤマト運輸や佐川急便のように、国外にも進出している企業も見受けられます。

インターネットには「国」という垣根がありません。

海外の商品もまた、ネットで簡単に購入できますし、海外に商品を売却することも可能です。

つまり、好調な国内市場だけで業績を伸ばしているわけではなく、通信販売は個人が国を越えて売買できるなど今後も運送業が成長していく可能性を感じます。

淘汰される運送会社もある

ヤマト運輸や佐川急便のような大手の運送業者の場合、待遇の良さだけではなく将来性もある一方で、中小の運送会社には経営が苦しい会社もあります。

大手の運送会社と待遇面で一番の違いは賃金です。

中小の運送会社の中には人件費の高騰によりかなり経営が厳しい会社もあります。

人手不足のために現有のドライバーに大きな負担を与え、その負担に見合った賃金を払うことができないという矛盾が生じている会社もあります。

その結果「この賃金ではやって行けない」といった不満を募らせることになってしまいます。

大手運送会社の待遇が改善され転職を考えるのであれば、ヤマト運輸や佐川急便などの大手企業の人気が高くなります。

運送会社は勝ち組と負け組の差が大きくなってきているといっても過言ではありません。

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運送会社へ転職してキャリアアップするには?

大手運送会社は、ヤマト運輸、佐川急便などに代表される看板(ブランド)があります。

小さな営業所であってもヤマト運輸や佐川急便という看板を背負っていて、何か問題があれば「ヤマト運輸が問題を起こした」、「佐川急便がおかしなことをしている」と報道されることになります。

そのため、コンプライアンス意識がとても高いのです。

有給休暇の取得や各種ハラスメントを意識するなど、まずは大手企業が率先して業界のイメージ回復に取り組んでいます。

大手運送会社は、クレーム、クレームが発展しての訴訟などを極度に嫌いますので正社員、契約社員、アルバイト、パートなど職種に関係なく好待遇な労働環境が中小の運送会社より確保されているといっても過言ではありません。

今日の労働市場は空前の売手市場と言われています。

わざわざ条件の悪いところで働くよりも、自分のことを高く買ってくれる、つまりより良い待遇を用意してくれている会社で働いた方が良いのは言うまでもありません。

最後に

運送会社でも他のドライバーと差をつけるために自分自身をキャリアアップさせる方法があります。

コチラの記事が参考になります。➔ トラック・運送業界の運転手でキャリアアップしたい!ドライバーにおすすめの資格とはcheck

私も佐川急便で係長職をする際に会社から、運行管理者、防火管理者、衛生管理者、整備管理者、等々の資格を取りました。

これらの資格は、佐川急便を退職した後も自分の財産になりますし在職中は役職に就くことで手当ても付きますし無理難題を負わされ?人生勉強もさせてもらえます。

昔に比べて労働環境が整備されて成長が期待される大手運送会社に就職してキャリアアップを目指すのも良い選択かもしれません。

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