2泊3日の、江の島での研修が終わり、翌日から、神奈川県綾瀬市の研修センターで、2泊3日の研修が始まった。
綾瀬の研修センターは、主に、安全運転をするための技術、考え方、知識を教わる、研修センターだ。
私は、免許を取得して、10か月で佐川急便に入社した。
本来、1年以上経っていないと入社出来なかったのだが・・・面接した担当者が、「免許取得して1年経ってないけどいいよ!」と言ってくれて、入社した。
それくらい昔の佐川急便は、良い意味でも悪い意味でも大雑把だった。
半年前には、マイカーを大事故で、廃車寸前にして借金が400万円ぐらいあった。(そのことが、入社動機)
当時、佐川急便に入社してくる同僚は、ほとんどが何処かの運送会社に就職していて運転経験が豊富なドライバーばかりだったが、私はというとペーパードライバー(初心者運転手)とほとんど変わりがなかった。
そんなメチャクチャ野郎だったので、研修での運転は、技術なし、考え方最悪、知識なし、という状態で生まれて初めて2トン車を運転するという暴挙だった。
前日まで、江の島の研修センターで、散々な目に遭い、頭が切り替わっていないまま、軽自動車もろくに運転出来ない技術で、2トン車の運転は、・・・運転することが怖いという、気持ちしかなかった。
佐川急便の安全運転に対する教育は、厳しく、「安全運転10則」という、過去の事故事例に基づいて10項の教訓を、丸暗記しなければならない。(また、・・・苦手な暗記・・・)
「左折時は、左斜め、後方の確認と、早めの合図!」みたいな感じだ。
初心者ドライバーは、トラックを出発させるだけでも大変
それ以外に、トラックを乗車する時から、発車するまで、手順が決まっている。
1、車両の前部、後部、上部、下部に、危険がないかの確認をする。
2、運転席のミラーを出す。
3、運転席に乗り込み、座席位置を合わせる。
4、シートベルトを締める。
5、ルームミラーを合わせる。
6、サイドブレーキの、引き具合の確認、シフトを、ニュートラルにする。
7、キーを回し、エンジンを掛ける。
8、運転席の、窓を開ける。
9、方向指示器の、右ウインカーを点滅させる。
10、左、右のミラーで、安全の確認をして、直接目視をして、トラックを出発させる。(・・・こんな感じだったと思う。)
トラックを出発させるだけなのに・・・、やることが一杯ある。
当時、説明を聞いて瞬時に・・・、こりゃ~、覚えられないな、と思った。
岡本、「(心の中)運転するだけで精一杯なのに、覚えられるわけないだろう~・・・」、が本音だった。
暗記ダメ! 運転もダメ!
20年前に、佐川急便に入社してくる人は、ほとんどの人が、前職も運送会社で働いていたという人が、ほとんどだった。
2トン車を運転することは出来る、という人ばかりだった。
当然、ここでも、落ちこぼれになった。
初日の研修は、真夏のようにクソ暑い中、運転するだけで、頭が真っ白になり、暗記しなければならない事も、完全に燃え尽きている頭では、全く頭に入らないまま、初日が終わった。
30年前の佐川急便綾瀬運転研修2日目➔ 【ペーパードライバー(初心者運転手)が免許取得して10か月でトラックの縦列駐車】綾瀬運転研修2日目check
コチラも見て下さいね! 続編です。
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