佐川急便の業務委託(夜間配送)を辞めた。
業務委託の宅配といっても朝から晩まで拘束される宅配ではなく
自分の場合は17時30分くらいから20時くらいまでには終わる夜間の宅配だ。
30個までの配達完了で6000円
31個から200円ずつ加算されるという仕事内容だ。(プラス消費税)
辞めようと思った経緯は
N主任、「8月21日からW市に異動になるんですよ」
岡本、「え?マジっすか?」
N主任、「マジっす」
N主任は業務委託の宅配をしているドライバーにも気配りの出来る主任だ。
気が配れる、だけではなく配達が速く仕事も出来るので
自分が持ち出す荷物を半分くらいにしてくれた。
N主任が担当になるまでは1町で40個くらいの荷物を持ち出していた。
N主任が担当になってからは3町で20個くらいにしてくれた。
3町といっても配達するエリアが広大になる訳でもなく自分が納得出来る範囲の配達エリアだ。
現場を取り仕切れる人間が居なくなると班は崩壊する
N主任が担当になる前は現場を取り仕切れる主任、係長が居なかった。
だから、17時30分頃、営業所に荷物を積みに行っても
岡本、「(心の中)あれ?荷物が無いな?」
岡本、「(心の中)またかよ…」
こんなことが1カ月半に1回くらいはあった。
岡本、「M係長、祝日明けの木曜日は出ても良いですよ」
M係長、「助かるよ!木曜日に出勤しているドライバーに言っておくから」
そして、木曜日に来ると
岡本、「(心の中)荷物、また用意してね~のかよ」
後日、Kドライバーに木曜日の事を話すと
Kドライバー、「岡本さん来るって聞いてないよ」
Kドライバー、「M係長に言ったの?あ~、あの人は直ぐ忘れるからダメだよ」
岡本、「(心の中)ダメだな、ここは」
班員に馬鹿にされる上司は救えない
「~さんは良い人だよ」と言われる人がいる。
仕事が出来て、人間性も良ければ、素晴らしい人だが
「~さんは人は良いけど、…仕事は…」
と言われている上司がいる。
こういう上司と仕事をすると誰かが隠れて愚痴を言っていたり
理由が分からず「辞めます」というドライバーが増える。
班員が上司に伝えたことを忘れたり
上司が班員に伝えなければいけないことを忘れる上司は班員から馬鹿にされる。
こういうことが何度もあると
ドライバーKさん、「○○係長?あ~、仕事出来ないよ。飲みに行くと面白い人なんだけどね」
10年前の仕事だったら良い仕事だった
30個までの配達完了で6000円(プラス消費税)
31個からはプラス200円
という仕事は10年前だったら良い仕事といえるだろう。
持ち出し個数が20個までだったら辞めないで継続していただろう。
しかし、班を束ねる人が居なくなると
・ 荷物が用意されていない
・ 岡本、「(心の中)あれ?今日は荷物多くないか?」
ドライバーは基本的には早く帰りたいから、何か月かすると絶対に荷物が多くなる。
アマゾンフレックスやPickgoの仕事をしていると
時給2000円という仕事がベースになる。
先日、委託仲間と話していて Pickgo を知らないドライバーがいたので参考までに載せておきます。
すぐに届くをかなえる配送マッチングプラットフォーム
「PickGo(ピックゴー)」https://pickgo.town/?gclid=Cj0KCQjwvaeJBhCvARIsABgTDM4wjItOcJo41SWUQHWWIhb2sqjCVAZWoEFi_vl1pgoijvsU9RPcxm0aAjRcEALw_wcB
① 17時30分に営業所到着
② 制服に着替えて荷物の積み込み
③ 18時出発
④ 18時20分配達開始
⑤ 19時30分配達が終わってコースアウト
⑥ 19時50分営業所到着
⑦ 20時営業所から自宅へ
これが夜間配送の時系列だ。
所要時間は2時間30分。
今後、「荷物が用意されていない」「あれ?荷物多くね?」
というリスクが高確率で起こる事が予想される。
岡本、「(心の中)良いタイミングだし、辞めるか」
という結論になってしまう。
アマゾンフレックス、Pickgoが業務委託ドライバーに認知されていない10年前だったら
岡本、「(心の中)良い仕事だから頑張ろう」
という結論だっただろう。
アマゾンフレックスの「宅配が時給2000円」という金額は業務委託ドライバーの仕事に対する考え方を変えた、といっても過言ではない。
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