【黒ナンバーの軽貨物車を運転する委託の仕事で交通事故を起こさない考え方と対策】

今回の記事は、軽自動車を運転する委託の仕事で、私が感じた事故を起こしやすい運転の仕方を場面ごとにお伝え致します。

この記事が皆さんの運転のお役に立てれば幸いです。

10年前まで佐川急便に在籍中は、トラック、軽自動車を問わず事故や違反と隣り合わせの生活をしていました。

I営業係長、「岡本、運転職はリスクが高い仕事だと思わないか?」

岡本、「そうですよね…」

I営業係長、「明日、自分が意図しなくても運転で人を殺めてしまって刑務所のお世話になるかもしれない…」

I営業係長、「こんなハイリスクな仕事はないだろ」

この会話は今でも覚えている。

私にとって印象深い会話だった。

仮に運転技術が100点で無事故、無違反で40歳になったAさんがいる。

Aさんが、明日、重大人身事故を起こさない確率は0ではない。

今までの運転技術や経験で「100%事故を起こさないドライバーにはなれない」、というのが運転職です。

しかし、そんな危険と隣り合わせの運転職だが事故や違反を起こす確率を限りなく0に近づけることも可能です。

運転中にヒヤリハットした経験や自分の癖を理解して事故を回避することがとても重要です。

ヒヤリハットの説明は、前回記事をご覧ください。

初日の出

それでは、私が感じた事故を起こすかもしれない考え方や行動、運転の仕方を3つにまとめたので参考までにご覧ください。

スポンサーリンク

目の前に障害物があることを忘れて車に飛び乗りアクセル踏んで激突

配達するために車を停め(前方にポール、ガードレール、石などがある状況)配達から戻ったら車に飛び乗り急発進

「そんな、アホなことするか?」と、思うドライバーも多いと思いますが、軽微な物損事故事例では多い事故だと思います。

私が佐川急便在籍中も毎年のようにトラック、軽自動車を問わず事故が起きていた事例です。

岡本、「あち~な~(真夏の炎天下)(心の中)目の前にポールがあるな気をつけよ」

配達から帰ってきたら忘れている。

急発進して「ゴン!」

岡本、「???え?」

岡本、「(心の中)やべ~忘れてた」

こんなことが何度かありました。

岡本、「(心の中)俺…頭、悪り~な」

佐川急便、ヤマト運輸にも「後ろ回り乗車で安全を確認して乗車する」という安全確認の心得があります。

反時計回りでトラックの下、側方、後方、前方を確認してからトラックに乗車する、という決まり事です。

何故?このような規則が出来たのか?

過去に重大な人身事故があったからです。

軽自動車で個人宅を配達する際も、例え前方を確認しなかったとしても急発進をしないことで、被害を最小限に抑えることが出来ます。

管理人の一言

エンジンを掛けて発信する時は「急発進」をしないことで事故のリスクを抑えることが出来るよ。

スポンサーリンク

交差点に停車中疲れて「ぼ~っと」している時のアクシデント

交差点で信号待ちをしている時に疲れて「ぼ~っと」している状況

交差点で信号待ちをしている時に「ぼ~っと」していて違う信号に反応してしまった経験はないでしょうか?

交差点の2つ先の信号が青になって直前の車が停車しているのにも関わらずアクセルを踏み込んで急発進

私が佐川急便を退職した原因になった事故は、これに似た事故でした。(私の場合、交差点に停車中右折レーンの車が進んだのを横目で見ていて急発進して直前の車両に衝突)

「アホだろ!」と思う方もいると思いますが、18年4か月佐川急便在籍中に事故違反の経験が殆どないドライバーが起こした事故です。

仕事中に疲れて運転をしていると時としてとんでもないことを起こしてしまいます。

私は、佐川急便に在職中に交差点で下を向いて考え事や目をつぶって仮眠?していて(絶対に真似をしないで下さい)ヒヤリハットした経験が過去に何度かありました。

自分では気づいていたことを改善しないことにより事故を起こしてしまった苦い経験です。

自分の悪い癖を認識して改善する。

身をもって経験した事故事例です。

管理人の一言

交差点に停車中はシフトをドライブではなく「パーキング」もしくは「ニュートラル」(ニュートラルにしたときはサイドブレーキを掛けるかフットブレーキをいつもより強く踏む)にして発進時は前方の車が動いたのを確認してシフトをドライブにすることで同様の事故を回避出来るよ。

スポンサーリンク

軽自動車の車線変更は注意が必要

2車線の一般道を高速で運転中に車線変更をしようとした時に真横に走行車両が…

車線変更をしようとしてヒヤリハットした経験はないでしょうか?

軽自動車は左右のミラーが小さいために真横で並走している車を見落としがちです。

私の車は左右のミラー設定が自車両を写さないような(少しでも真横の死角をなくす)設定をしています。

軽自動車で宅配やチャーター便の配送をしている時、時間に追われているときは特に注意が必要です。

ウインカーと車線変更を同時にして急ハンドルを切ると…

真横で並走している死角の車は対応できません。

管理人の一言

右側の車線から左側の車線に車線変更する際は、左のウインカーを早めに出して(ウインカーを早めに出すのは自分の為ではなく他のドライバーに知らせる為です)運転しながら姿勢を変えて確認するとミラーの死角の車を確認することが出来るよ。(前方の車や障害物には十分に気を付けて)

まとめ

私は、佐川急便在職中の事故を経験して、①、②がとても重要だと思いました。

① 交通事故を起こすような自分の悪い癖を把握して改善する。

② 運転中にヒヤリハットした経験を自分の弱点だと認識して改善する。

運転中にはやらなければならないことが、たくさんありますが、

軽貨物の仕事をするようなベテランドライバーが、交通事故を起こす確率を最小限にする考え方や行動は

上記の①、②だと思います。

今年1年も無事故、無違反で来年の年明けには良い1年だったと思える1年にしましょう。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です