【佐川急便と日本郵政の業務提携がうまくいかないと思う理由】「過去の業務提携が頓挫したローソンと日立物流」

佐川急便と日本郵政が宅配分野で協業する、突然降って湧いたような話が飛び込んできた。

今回の話は「佐川急便と日本郵政が業務提携をする」という話が

本当にうまくいくのか?という疑問を

過去の話と比較して考えます。(あくまでも個人的な意見です)

日本郵政といえば楽天と資本業務提携をしたばかりですが

佐川急便には影響あるのだろうか?

日本郵政と楽天、資本業務提携で協業を全面強化。楽天に1500億円を出資、多方面で相互サポート。

出典: https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2103/12/news134.html

運送会社の立場から考えると

宅配は決して利益効率の良い仕事ではありません。

佐川急便、ヤマト運輸と立て続けに運送料金の値上げをしましたが、

採算が合わないから値上げをしなければならなかった、という事でしょう。

楽天やアマゾンなどのショッピングサイトを運営する企業の立場からすると

発送する荷物の運送料金を安くしたい。

運送会社の立場からすると経費を抑えて運送料金を高くしたい。

ショッピングサイトを運営している企業の荷物は大量に荷物を発送する為に荷物1個当たりの単価が安いのが一般的です。

SGローソン?聞いたことありますか?

佐川急便と日本郵政が宅配分野で協業する、という双方の思惑は置いといて

佐川急便が過去に業務提携で話題になったローソンと日立物流はどうなったのでしょうか?

ローソンとの業務提携の話は、2015年6月にローソンの店舗を起点にして配送を行う共同事業会社を設立する、という内容でした。

その時の記事はコチラ

では、ローソンの店舗を起点に佐川急便のドライバーが配送している姿を街中で見たことがあるでしょうか?

ローソンの店舗で休憩中の佐川急便のドライバーは良く見かけますが

私が知る限り一度もそんな姿を見たことはありません。

そして、共同事業会社SGローソンは、2019年9月に閉鎖されています。

SGローソン株式会社について

出典: https://www.houjin.info/detail/3010701030969/

また、佐川急便のホームページにはこんな記載もありました。

【佐川急便】ローソンと協働で不在荷物店頭受け取りのトライアルを開始(2020/02/03)

出典: https://www2.sagawa-exp.co.jp/newsrelease/detail/2020/0203_1536.html

共同事業会社は閉鎖したけど業務提携はしている、という事でしょうか?

何れにしても2015年6月に共同事業会社設立からこのスピード感ですから…

業務提携の話がうまくいっているとは思えません。

日立物流との経営統合の話は破談していた?

2016年3月に佐川急便と日立物流は資本業務提携を開始する、と高らかに宣言しましたが…

その時の記事はコチラ

2020年9月に両社の資本業務提携の見直しが発表されました。

日立物流、完全漂流…佐川急便との経営統合が突然の破談、日立グループからも切り離し

出典: https://biz-journal.jp/2020/10/post_187734.html

事実上の破談ですから…

業務提携の話がうまくいっているとは思えません。

佐川急便という会社はアピールするために新任は違う事をやろうとする

私が在籍していた頃の佐川急便の営業所は店長(現在の所長)が変わると様々な事が変わっていた。

岡本、「あれ?伝票の仕分け室は何処ですか?」

O営業係長、「あ~、今度は営業事務所で伝票の仕分けをするんだよ」

そして、店長が変わると

岡本、「あれ?伝票の仕分け、今度は何処ですか?」

O営業係長、「あ~、前の伝票仕分ける部屋に戻ったんだよ」

こんなことが様々な項目である。

M配送課係長、「店長変わる度に色んなことが変わるから大変だよ」

岡本、「…そうですよね~」

伝票の仕分け室がコロコロ変わるのは一例だが、様々な事が変わる。

新任の店長は上(本社)にアピールする為に、「俺はこんな改革が出来るんだぞ」と変えようとする。

時には前任が残した良い事も…

話を元に戻すと

佐川急便、SGホールディングスの代表取締役就任、解任とSGローソンの設立、解散、日立物流との資本業務提携、破談を時系列にします。

2013年2月、荒木秀夫氏が佐川急便代表取締役社長就任

2015年6月、共同事業会社SGローソン設立

2016年3月、佐川急便と日立物流が資本業務提携

2019年4月、荒木秀夫氏がSGホールディングス代表取締役社長就任、本村正秀氏が佐川急便代表取締役社長就任

2019年9月、共同事業会社SGローソン閉鎖

2020年9月、佐川急便と日立物流の資本業務提携見直し

2021年5月、SGホールディングス代表取締役会長の栗和田栄一氏が代表取締役社長も兼務、荒木秀夫氏は名誉相談役に退く

2021年9月、佐川急便と日本郵政が業務提携

時系列を見ると

荒木社長の肝入りで話を進めた SGローソン設立と日立物流との資本業務提携の話は失敗に終わり、

荒木社長は責任を取って?2021年5月に名誉相談役に退き

本村社長の肝入りで日本郵政との業務提携を開始した、ように見えます。

佐川急便株式会社の歴代代表取締役社長は2~3年で交代することが多く

歴代の最長記録は2013年2月から2019年3月まで務めた荒木秀夫氏でした。

栗和田栄一SGホールディングス株式会社代表取締役会長兼社長の影響力が非常に高く

恐らく取締役の人選も鶴の一声で決まってしまうのでしょう。

その為、佐川急便の代表取締役社長に選任されれば「自分独自の色を出そう」と躍起になり(そうしなければ生き残れない)

前任が行った改革を頓挫させて自身の改革を進める、というような佐川急便の黒歴史があります。

過去の経緯から

日本郵政との業務提携の話が進まなければ

本村佐川急便代表取締役社長は責任を取って辞任をして

新任の代表取締役社長が日本郵政との業務提携を解消

新たに〇□との業務提携を開始する、という話になるのでしょうか?

日本郵政との業務提携が、うまくいくとは思えませんが…

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