【佐川急便が年末の繁忙期前に社員や委託が辞める理由】人材育成は出来ているのか?

2017年も残り2か月半を切って、運送業界には最繁忙期が迫ってきている。

そんな中、佐川急便で社員の退職や委託のドライバーの他社への鞍替えの話が聞こえてくる。

知り合いの店でも3か月半で、セールスドライバーが3人も辞めたと聞いた。

では、そのドライバーに変わる人材は補充されているのか?、というと補充されていない。

毎年のことだが、・・・また、お客様にご迷惑を掛けるような人員の体制にしかなっていないような気がする。

最近、やっと、・・・、運送会社は、人材不足が深刻な問題であると認識したようだ。

ヤマト運輸も委託業者との個人での契約をするようになり、業社間での人材の奪い合いがヒートアップしている。

佐川急便もドライバー個人と契約するようになり、運送会社が人材を積極的に確保する動きを見せている。

私としては、佐川急便の社員でもなく仕事を請け負う業社になったわけだから、物流業界の人材不足はうれしい限りだ。

企業が体制が整ってしまうことは、業社の存在価値がなくなり、いつお払い箱になってもおかしくない。

適度に人がいない状況こそが望ましい。

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毎年繰り返される年末のドタバタ騒ぎ

とは、いうものの・・・

佐川急便の毎年繰り返される年末のドタバタ騒ぎには、この会社は進歩しているのか?、と思ってしまう。

私が在籍していたころは・・・

11月の下旬からメチャクチャが始まり12月31日までグチャグチャが続く。

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佐川急便は新年の挨拶をしながら年末に届かない荷物を配達する

取引先の仕事が終わる数日前から、荷物が届かないという電話が相次ぎ、結局、年末に届けなくてはいけない荷物を年始のご挨拶のカレンダーとタオルを持って納品に行く。

岡本、「Kさん、新年明けましておめでとうございます!、これ、年末にお渡し出来なかった今年のカレンダーと、お年賀のタオルです! あと・・・、年末、遅れていた荷物もお持ちしました。・・・」

取引先Kさん、「岡本さん、おめでとう。カレンダーと、タオル有難う!、荷物は、そこに置いといて!」

取引先のキーマンの方々も年始から文句いうのもなんだし、ま~いいや?!、みたいな感じで、事なきを得る。

過ちを犯したが、年末で時効になり、何事もなかったように年始を迎える。

もう4半世紀、同じような事が繰り返されている。(もっと前からだと思う)

最近、個人宅への配達は、ネットスーパーの食材の配送(イオン、西友など)が、新たな仕事となって定着した。

配達しているドライバーの給料は、10時から22時までで1万6千円くらいだ。

佐川急便の宅配とネットスーパーの配送を比較すると、日によってばらつきのある個だて契約で働くのか? 安定感のある日給にするのか?

最近の傾向として、お金欲しさにガツガツ働く人は少なくなっていて、安定感のある日給で働くドライバーが増えてきているように思う。

10月半ばに入社してくる新人のドライバーや、運送業界未経験のパートさんは、今年の年末の戦力にはならない。

最低限、今の時期に年末を戦える体制が整っている必要がある。

各店所から、セールスドライバーの退職や委託ドライバーの他社への鞍替えが聞こえてくる佐川急便は大丈夫だろうか?

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