先日届いたアマゾンフレックスのフレックスマイル便にこんな記載があった。
その「うわさ」は本当ですか?と題して
「Amazon Flexは、インボイス制度で生じる免税事業者の消費税負担をしたくないハズ」というウワサ」
10月1日から、消費税の仕入税額控除の方式としてインボイス制度が開始されます。
取引先が免税事業者の場合にはAmazonの消費税負担が増えるため
Amazon Flexのようにデリバリーパートナーという取引先に直接向き合う事業では、これを避けたいハズ、というウワサです。
制度が開始されると、この負担を避けるために委託元企業は
免税事業者には発注をしなくなる可能性があるという話はメディアにも取り上げられています。
➀ 企業の負担が増える事で免税事業者への支払い金額は減るのではないか?という心配をされている方もいると聞きます。
ですが、ご安心ください。
➁ Amazon Flexは、10月1日以降もデリバリーパートナー様が免税事業者であるか否かにかかわらず
皆様が今後も引き続きオファーを受諾し、ご稼働いただけるよう、これまでと変わらず配達依頼や稼働に対するお支払いをしていきます。
デリバリーパートナーの皆様がAmazon Flexで稼働を検討する際の不安を、少しでも和らげることにつながれば幸いです。
以上抜粋
アマゾンフレックスで働いている免税事業者の今後
要約すると
2023年10月1日からインボイス制度が始まるが
アマゾンフレックスの仕事をしている個人事業主には
課税事業者、免税事業者に関わらず今まで通りオファーも出すし報酬も変わりません?という事です。
つまり、インボイスが始まっても免税事業者を予定している個人事業主にもオファーを出すよ。
という事です。
免税事業者には消費税が支払われない可能性
これまでアマゾンフレックスの仕事は支払日にオファーの金額と消費税を合算した金額が支払われていました。
例)オファー金額 ¥8000 + 消費税 ¥800 = 支払金額 ¥8800
上記➀の記載では免税事業者にもこれまで通りの支払い(支払金額=消費税も合算した金額)が支払われるのではないか?
と匂わせていますが
➁では課税事業者、免税事業者に関わらずオファーを出すよ。
と記載されています。
これまでは年収1000万円以下の免税事業者にも消費税は支払われていましたが
これからは免税事業者には消費税を支払わない、というような含みを持たせているような気がします。
これからの軽貨物事業は経費は掛かるが仕事はある
物流業界は来年、2024年問題で深刻な人材不足に直面します。
知っていますか?物流の2024年問題
引用元:https://jta.or.jp/logistics2024-lp/
2023年10月からはインボイス制度が始まります。
知り合いの軽バンドライバー、「消費税を負担しなければならないなら軽バンの仕事辞めよ」と
何人も軽貨物運送事業を辞めた人を知っています。
来年2024年からは、これまで2トン車、4トン車、大型トラックで運んでた荷物を
労働時間の規制がない軽バン(個人事業主)で運ぶ事が多くなると予想されます。
長距離のチャーター、短距離のチャーター、昼夜問わず仕事は増えるでしょう。
仕事を発注してもマッチングしないので単価が上がることも予想されます。
今回のメールはこの事を見越して
アマゾンフレックスは人材確保の為に免税事業者にもこれまで通り仕事のオファーを出す、という判断をしたと思います。
人材不足でアマゾンフレックスのオファーのマッチングが悪くなれば単価が上がり
結果的には免税事業者にも消費税が支払われたのと同等以上の金額が支払われるかもしれません。
(受注金額が上がる=セールでもないのにセールのような金額)
経費は掛かるが、確実に仕事はあるし、単価も上がる、という事を考えて
これからの対策をした方が良いと思います。
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