【黒ナンバー(事業用軽貨物)委託ドライバーがアマゾンフレックスで働くメリット、デメリット】

アマゾンはこれまでヤマト運輸や佐川急便という運送会社に商品の配送を委託してきました。

 

アメリカと同様、日本においてもアマゾンフレックスを導入し、個人事業主と直接契約をして自社配送をしています。

 

今回はこのアマゾンフレックスについてご紹介します。

 

アマゾンフレックスとは、個人事業主(黒ナンバーの事業用軽自動車を保有していることが条件)が運送会社を仲介せずに配送ドライバーとしてアマゾンと直接契約する配送システムのことを言います。

 

中間搾取が省かれることにより、配送ドライバーの手取り報酬が高くなる仕組みです。

 

アメリカでは2015年9月からシアトルで始まっていますが、日本では2018年11月から東京都と神奈川県でサービスを開始し、現在は愛知県でも募集を開始して全国展開を模索しています。

 

アマゾンフレックスには次の2種類の働き方があります。

 

・ Amazon Flex PRO 週およそ50時間のフルタイムの配送でガッツリ稼ぎたい人向けの契約です。

 

・ Amazon Flex オファーを受けて都合の良い時間だけ配送出来る

(便宜上、PROとそうでないのを分けているようですが、契約した個人事業主宛にアプリから仕事のオファーを受けて都合の良い時間に仕事をすることに変わりはありません)

 

2時間を1ブロックとし、希望のブロックを働くシステムです。(アマゾンフレッシュは4時間~5時間で1つの仕事の単位になっていて2ブロック~2,5ブロックの仕事になっています)

 

詳しくはアマゾンフレックスのホームページを参照して下さい。➔ 今日から、Amazon Flexで 配達業務をはじめましょうcheck

 

スマートフォンで専用アプリをダウンロードして登録し、以下の必要書類を提出のうえ委託契約を結びます。

 

1.運転免許証(20歳以上)

2.過去5年間の運転記録証明書

3.自賠責保険証

4.任意保険証券(無制限の対人賠償補償及び1億円以上の対物賠償補償が条件)

5.車検証

6.銀行口座

 

では、アマゾンフレックスの仕事を請けるメリット、デメリットはあるのでしょうか?

 

アマゾンフレックスで働くメリット

 

➀ 時給が高い

コンビニなどでのアルバイトに比べて時給が高いです。(個人事業主なので車の経費は全て自分持ちです。また、仕事をしていて事故を起こしても何も保障されません)

 

➁ 働く時間を自由にしかも計画的に選べる

アマゾンフレックスで働く最大のメリットだと思います。私も1日を時間単位で運行しています。

例) アマゾンフレッシュ川崎 7時~12時 プライムナウ豊島 14時~16時 佐川急便ナイト便 18時~21時

配送ブロックを事前に予約することができるので計画的に働けるとともに、隙間時間で働きたいときは当日や翌日の空き時間を確認してオファーがあれば仕事をすることが出来ます。

 

➂ 配達のノルマが無い

例えば、1時間で5件しか配達ができなくても1ブロックの報酬は保証されます。配達ステーションでピックアップした荷物の全てを配達できなくても、不在による再配達荷物があっても、契約時間が終了すれば配達業務を終了出来ます(建前上)。残業は一切ありません。(配達ノルマはありませんが、能力が著しく低いドライバーは当然のことながらアカウントが無くなります)

契約時間内に応じた荷物の持ち出し個数があてがわれますが、その数はノルマではありません。(建前上)

 

④ 報酬の支払いが早い

これもアマゾンフレックスで働く最大のメリットの一つです。

なんと火曜日締めの水曜日支払いです。例えば、火曜日1日2時間だけ働いても次の日の水曜日に銀行口座に振り込まれます。

どこぞの派遣会社みたいに

派遣会社担当Aさん、「週払いは振込手数料を差し引いて振り込みます」

なんてことは、法人税を払っていないスーパー大手企業アマゾンジャパンは言いません。

ヤバい運送会社は、末締めの翌々末払い、なんて運送会社も多いです。

私の知り合いにはヤバい運送会社に2か月分丸々持ち逃げされた・・・なんて人もいます。

絶対に支払いが翌々払い、という運送会社の仕事を請けて働いてはいけません。

 

アマゾンフレックスで働くデメリット

 

個人的には黒ナンバーの軽自動車を保有している個人事業主がアマゾンフレックスの仕事をしない理由はない、と思います。

メリット➀~④が、今までの悪徳運送会社(中抜きし放題運送会社)のデメリットを全てカバーしているからです。

 

➀ 車を自前で用意しなければならない

既に黒ナンバー軽自動車で配送の仕事に携わっている人にとっては全く問題はありませんが、これから新規に配送業を始めようとする人にとっては少々大変です。特に副業として始めようとするには初期投資のハードルは高いです。

と、言っても軽自動車であれば貨物用でなくても黒ナンバーへの変更は可能です。

軽自動車検査協会で構造等変更検査をする必要があります。(この場合、乗用から貨物への変更)

軽自動車検査協会のホームページを参考にして下さい。➔ 構造等変更検査check

自分で車を持ち込んで構造変更することが出来ます。

 

➁ 車の維持費やガソリン代は自己負担

車は自前で用意してガソリン代、維持費などは自己負担しなければなりません。

 

デメリット➀~➁は、アマゾンフレックスで働くデメリットとは直接関係はありません。新規で運送事業を起こす際のデメリットと言えるでしょう。

 

貨物軽自動車運送事業(黒ナンバー)変革の時

 

良い意味でも悪い意味でも貨物軽自動車運送事業は2019年を皮切りに変わっていくと思います。

 

良い意味という点では

➀ アマゾン、楽天、アスクルなどが個人事業主と直接契約をして配送するようになった。

➁ PickGo、ハコベルなどのマッチングアプリが企業に浸透して仲介運送会社を介さずに仕事が出来るようになった。

➀、➁は貨物軽自動車運送事業を営む私達にとって画期的なことです。

今まで悪徳運送会社(何もしないで法外な中間手数料を摂る運送会社)の仕事を泣く泣く引き受けて仕事していたのを初めて企業と直接契約、又は自分で仕事を選べる立場になって仕事をすることが出来るようになりました。

 

悪い意味という点では

➀ 貨物軽自動車運送事業をするドライバーの急増

➁ 2019年12月1日からの「ながら運転罰則強化」

黒ナンバードライバーの急増で今後は、陸運局での届け出だけで運送事業を開業出来たのが、厳しい条件に変わることが予想されます(個人的な意見です)

ひと昔前までは、黒ナンバーを取って仕事をしよう、なんて考える人は運送会社を退職した人が大半でしたが、アマゾンフレックスが個人事業主と直契約するようになって黒ナンバードライバーが急増し一般のドライバーも黒ナンバーを取得して仕事をするようになりました。

今後、予想されることは黒ナンバー車の事故多発が予想されます。長年運送業界に携わってきたドライバーはある意味死線を掻い潜って来たドライバーですが、アマゾンフレックスの仕事をする為だけに黒ナンバーを取得したドライバーは宅配経験も浅くドライブテクニックも未熟なドライバーが多いと思われます。

➁の「ながら運転罰則強化」もアマゾンフレックスやPickGo、ハコベルなどのマッチングアプリを使用した個人事業主をターゲットにしていることは明白です。

 

ヤマト運輸が先日、アマゾンと宅配運賃の値下げで合意して2020年、委託ドライバーの動向が益々わからなくなりました。

コチラのサイト様で詳しく報じられています。➔ ヤマトがアマゾン向け運賃を値下げ!2年前の値上げから一転の事情check

しかし、2019年は貨物軽自動車運送事業を営んでいる私達にとって悪徳運送会社を介さずに仕事を選ぶことが出来る時代になった、と言っても過言ではありません。

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