【ソフトバンクの通信障害は運送業界にとって対岸の火事ではない】想定外の災害に備えあれば憂いなし!

2018年12月6日午後、ソフトバンク・ワイモバイルなどの携帯電話、スマートフォンで通信障害が発生した。

 

およそ3,000万回線がネットに接続できなくなり、様々な分野で影響が出たということだ。

 

携帯電話やスマートフォンがこれだけ普及した現代に、スマートフォンが接続できなくなってしまったとなれば大問題だ。

 

普段は当たり前のように使っているものが使えなくなってしまえば、大きなトラブルが発生することは誰でもが容易に想像できること。

 

この問題は運送業界にとっても対岸の火事ではない。

 

佐川急便では、通信障害によりお客様と連絡ができなくなったり、再配達ができなくなるなどの実害も発生したとこのこと。

 

こうした点では通信業界と運送業界はどこか似ている部分があるように思える。

 

ソフトバンクなどの通信事業者は社会インフラ

 

ソフトバンクだけではなく、auやdocomoは民間企業である。

 

営利を追求する一方で、国から通信事業者としての免許を受け企業活動を行っているので、社会インフラを担っているという側面がある。

 

今回はおよそ4時間半で修復できたが、もしもそれ以上長時間に及んでいたらと思うとぞっとする。ソフトバンクだけではなくauやdocomoも同時に接続できなくなっていたら社会全体がマヒしていたかもしれない。

 

これは運送業界も同じだ。

 

ヤマト運輸や佐川急便といった大規模な運送業者も民間企業として営利を追求する一方で、運送業という社会インフラを担っているといえる。 

 

例えばヤマト運輸や佐川急便のシステムに何かしらの異常が発生し、トラックを動かせない事態になった場合、今回のソフトバンクの通信傷害と同様に社会全体に大きな影響を与えることが懸念される。

 

運送業界は通販を扱っているだけではなく企業の荷物も扱っているので、個人が購入した商品が届かないだけでは済まない事態になる。

 

そもそも、ネット通販で販売している業者にとって、運送業者が操業不能状態になってしまったら、それこそ「どうすることもできない」。まさに今回のソフトバンクの通信障害と同じことが起きてしまうことになる。

 

そして、通信障害と運送業界の操業不能が同時に発生したら、もはやこの国の経済そのものが停止してしまうと言っても過言ではない。

 

ソフトバンクは何が問題だったのか?

 

今回のソフトバンクの通信障害は国内だけではなく、エリクソン社のネットワークプログラムを使っていた通信会社で起きた世界的障害であったとのことだ。

 

元々ソフトバンクはauやdocomoと比べて通信速度が遅い。電波が入りにくいといった声は常日頃からあったのだが、今回の件に関してはソフトバンクのみの過失とは言い切れないようだ。

 

だからといって「ソフトバンクに責任はない」とまで擁護することはできない。運送業界にとってもこの問題は参考になる点が多々あるのではないか?と考えられる。

 

今回の件は運送業界も対岸の火事ではない

 

ソフトバンクはこのようなトラブルを一切想定していなかったふしがある。

 

さもなければ4時間半もの間通信ができなくなるとは考えられない。

 

ソフトバンクとしては緊急事態を何パターン、何十パターンと想定していたことと思う。

 

それでもこのような「想定外」が起きてしまい、その「想定外の通信障害」によって社会に大きなダメージを与えてしまうことになった。

 

運送業界も同じような事態にならないよう、様々な状況を想定しているはずである。

 

しかし、思いもよらぬ形で起きるから「想定外」なのだ。

 

想定外の事態にならないようにするのは殆ど不可能に近い。

 

想定外の事案が発生した時にそれをいかに乗り切るのか、を考えなければならない。

 

ソフトバンクの通信障害で時間がかかったのは想定外の枠を超えた想定外だったからだ。

 

もちろん通信事業は複雑なので何が原因なのかを特定するだけでも時間がかかることだろう。

 

それでもやはり緊急事態に備える姿勢が整っていれば、さすがに4時間半もの間ネットに接続できなくなるということは回避できたのではなかろうか?

 

運送業界に懸念されることとは?

 

では、想定外の事案が発生した時に運送業界に懸念されることとは何だろうか?

 

1番に挙げられるのは燃料の問題だろう。

 

ガソリンは企業努力に関係なく、国際情勢の変化によって価格が乱高下する。

 

そして天候を含めた自然災害だろう。

 

普段通っている道路が使えなくなるようなことは、2018年に発生した多くの自然災害でも証明されている。実際にそのようなシチュエーションに遭遇したドライバーも多いだろう。

 

洪水・地震等によってそれまで当たり前のように通行していた道路が通れなくなったとしても、「いつもの道路が通れないので直るのを待つ」では通用しない。

 

会社としてはもちろんだが、ドライバーも「想定外」はいつ起きるか分からないのだということをしっかりと心の片隅に置いておくべきだ。

 

今回のソフトバンクの通信障害が起きる前まで、4時間半にも及ぶ通信障害を想定していた人は誰もいなかったであろう。

 

だからこそ運送業の関係者も「そんなことはあり得ない」と思うような想定外も想定しておかなければならない。

 

まさに「備えあれば患いなし」だ。

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