佐川急便で18年4か月働き、辞めてからは一人社長で年間、軽自動車で5万5千キロ(地球一周約4万キロ)運転しています。
運送業に従事している私にとって
➀ ガソリン価格を格安で給油したい
➁ 燃費を良くする運転をしたい
➀、➁は永遠のテーマと言っても過言ではありません。
➀は、シナジーJCBカードを使用しています。
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2020年1月~2020年8月までのシナジーJCBカードの利用金額は、68万1,764円なので毎年年会費は無料で7円/リットルの値引きがされています。
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次にいくら格安で給油したとしても、ガソリンを垂れ流して走るような走り方をしては意味がありません。
燃費を良くする走り方とは?
➁ 燃費を良くする運転をしたい
一人社長で年間5万5千キロ走るようになって運送業といっても様々な仕事をします。私は大きく分けて二種類の仕事があると思います。
➂ 近い距離を何回もエンジンを点けたり消したりする仕事(宅配)
➃ 遠方を長距離運転する仕事(一日運転して150キロくらい、高速を使う仕事は燃費が良くならないので除外します)
佐川急便、ヤマト運輸の宅配、関東近県のチャーター、アマゾンフレックスなどなど、様々な仕事をしてきましたが個人的に感じるのは、
➂はエンジンを点けたり消したりするので車の負担は大きいように感じます。距離を走らなくても(ヤマト運輸で宅配をしていた時は一日60キロ)燃費は悪いです。
➃は定速で(40~60キロくらい)走行して、絶対にアクセルを踏み込まなければ車に掛かる負担も少ないし燃費も比較的良いです。
※ あくまでも個人的な見解です。
毎月、シナジーJCBカードの明細を見てガソリンの費用がどれだけ掛かったか見ていますが、仕事が変わってもガソリンの請求金額が大幅に違う、という月はありません。(3万円~4万数千円、この違いは単純に稼働日が違うので請求金額が違います)
➂でも➃でも燃費を良くして走るには、当たり前の事ですが
・ 極力エンジンを点けたり消したりしない
・ エアコンを極力使わない
・ 遠方の仕事を請ける時は、費用対効果があるのかを考える。(東京都多摩地区から千葉県幕張までのチャーター、6000円 ✕ 8500円 〇 高速不使用 自分が納得出来れば〇です)
※ 自分が請けた仕事で金額が納得出来れば〇です。知り合いの運送会社から「付き合いで仕事を頼まれたから・・・」というのは、長く続かないので辞めた方が良いです。
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運送会社法人、個人事業主の経営者の方々は、自分が納得できる金額で仕事をしましょう。安請け合いは委託単価が下がるのでダメです。
弱い立場の一人社長の法人や個人事業主は、今まで法外な中抜きをする運送会社の仕事を甘んじてやってきましたが、これからの時代は違います。
安い仕事を請けないことは、委託単価も上がりますので「付き合いで」は終わりにして納得できる仕事をしていきましょう。
関連記事で黒ナンバーの任意保険は安く出来るのか?も載せておきます。➔ 【黒ナンバー(事業用軽貨物)任意保険は安く出来るのか?】取り扱い損害保険会社と共済check
ここからは一般的な燃費を良くする方法をお伝えします。参考までにお読みください。
まだまだある燃費を良くする方法
燃費を良くする方法は、いかに燃費が良くなる運転をするか、車を上手くメンテナンス出来るか、にかかっていると言っても過言ではありません。
車を軽くする
車は重いほどガソリンを多く消費します。トランクや後部座席に乗せている荷物を減らすことによって燃費を良くすることができます。
・ ゴルフ道具(ゴルフに行かない日にも載せている)
・ 古いタイヤ(スペアタイヤではないタイヤ)
・ その他不要の荷物
ガソリンを半分だけ給油する
ガソリンを満タンにしないで半分位だけ給油するという節約方法もあります。
ガソリン20ℓの重さはおよそ12キロなので、「車を軽くする」方法の1つです。
しかし、遠出をする時は、途中で契約していないスタンドで高く給油しなければならない可能性があるので要注意です。
自分の車のリッター当たりの走行距離、途中の契約スタンドの有無などを事前にチェックしたうえで、給油の量を決めるのがコツです。
急発進、急停車をしない
徐々に加速する場合に比べ、「急発進」はガソリンを多く消費します。
競争(ダメです)でもしていない限り急発進をする理由はないはずです。
また、「急停車」も同様です。安全性の面からも急発進、急停車は止めましょう。
スピードを調整する
市街地を走る時は信号が多い為、何度も停車せざるを得ない状況になります。
次の信号で停車しなければならないことが分かっている場合には、「クリープ現象」を多用すればガソリンの節約にもなります。
「クリープ現象」とは、オートマ車でP(パーキング)やN(ニュートラル)以外にシフトがある時、アクセルを踏まなくても車がゆっくり動き出す現象をいいます。
エアコンの温度調整
エアコンを強めにすると燃費が悪くなります。暑過ぎない、寒過ぎない程度の温度設定を心掛けましょう。
窓を開けるなどして、エアコンの稼働時間をできるだけ短くすることによって燃費も向上します。
タイヤの空気圧をチェックする
タイヤの空気圧が「低い」と燃費が悪くなります。給油の度に空気圧のチェックをしておけば、燃費も向上します。
空気圧の低い自転車に乗ったときに、漕ぐのに力が要るのと同じ原理です。
「エアゲージ」を使えば自分で空気圧をチェックすることもできます。アマゾン等で安い物も売っているので、常に車に積んでおくと便利です。
暖機運転は短く
最近の車は昔と違い殆ど暖機運転を必要としません。
エンジンをかけた直後でも車は問題なく動きますが、エンジン回りの装置が冷えたままで、オイルなどが均一に行き渡らない場合があります。
エンジンをかけて10秒くらいは暖機運転を行い、1分間ほど控えめな運転をすることによりオイルがスムーズに循環するようになります。
5分間の暖機運転で約150ccのガソリンを消費すると言われています。
アイドリングを少なくする
最近の低燃費車には「アイドリングストップ」機能が装備されているものもあります。
車のアイドリングはガソリンの無駄使いの典型です。
スマフォの操作、渋滞などで数分間以上の一定時間停車する場合は、エンジンを切った方がガソリンの節約になります。
しかし、アイドリングストップ機能が装着されていない車の場合、余り頻繁にエンジンを掛けたり切ったりしない方がいいでしょう。
バッテリーやモーターの寿命を縮めてしまう危険性があるからです。信号待ち程度の停車時のアイドリングストップはオススメ出来ません。
目的地までのルートを予め調べる
目的地それも遠方の目的地までのルートを間違って「迷ってしまう」とムダなガソリンを使うことになります。(最近はナビがあるので間違えませんが)
車で10分迷って走れば1ℓほどガソリンを消費すると言われています。
他の方法で一生懸命こまめにガソリンの節約をしても、これでその努力が水の泡になりかねません。
出掛ける前にカーナビや道路地図などで目的地までのルートを確認しておくことはガソリン節約に大切なことです。
エコタイヤを選ぶ
タイヤメーカー各社は「省燃費」のエコタイヤを競って製造しています。
環境保護の目的もありますが、消費者の燃費節約意識に対応したものと言えます。
前輪駆動車の後輪は車体を支えているだけで、前輪に引っ張られている状態です。
そこで、後輪タイヤは幅の狭いものに変えることによって抵抗が少なくなる為、燃費も良くなります。
エンジンを掛けたまま宅配をしている黒ナンバーが増えている
近年、燃費を良くするためにエンジンを点けたまま配達をしている黒ナンバーのドライバーが増えたように思います。
絶対にやめましょう。
「自分は自走事故なんて絶対に起こさないよ!馬鹿じゃね!」なんて思っていると取り返しがつかないことになります。
先日、川崎フレッシュ(アマゾンフレッシュ)でも自走事故が発生して全車両の駐車時の輪留めが義務付けられました。
エンジンを掛けっぱなしで、何百回、何千回、何万回、何十万回・・・車の乗り降りをしているとサイドブレーキの引き忘れなど「魔が差す」時があります。
ただでさえ車を運転する仕事はリスクが高いです。つまらないことで職を失ったり(免許取り消し)人生を棒に振るような行為は辞めましょう。(2020年9月3日改訂)
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