【宅配を配達するのが速いドライバーが稼げる理由】「佐川急便は福利厚生が充実しているのも魅力」

家電業界や自動車業界はこれまでの我が国の安定産業として日本の成長を支えてきました。しかし、こうした産業も大きな転換期を迎えようとしています。

かつては就職さえできれば定年まで安泰とされていた企業も、今ではいつどうなるのか分からない時代になりつつあります。

奇しくも2018年12月7日、かつては一世を風靡したパイオニアの買収が発表されました。

日産自動車もゴーン前会長の逮捕で揺れていますし、さらには金融業界、特に地方銀行は半分以上が赤字状態といわれています。

その一方では人出不足が深刻で、国内の産業、労働環境はまさにカオス(混とんとしている)状態です。

こうした状況下で、一体どのような仕事がこの先も安定しているのかと考えると、それは宅配業を専門とするドライバーだと思います。

なぜなら、宅配業を専門とするドライバーには将来的な安定性という点で他の業界以上のものがあり、法人に関しては佐川急便、ヤマト運輸を代表に福利厚生が充実している会社も増えています。

かつてトラックドライバーといえば、安定感よりもむしろ短期でガッツリ稼ぎたいという人が多かったものです。

実際、寝ずに働いて月給100万に迫る勢いで稼いだといった景気の良い話もありました。

しかし、現在は法的な整備も進みガソリン代が高騰し、運送業界における必要経費も増えています。さすがに「誰でも頑張れば月給100万円稼げます」とまでは言えませんが、それでも他の仕事と比べれば安定感があるといえます。

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個人宅への荷物は増え続けている

まず挙げられるのが荷物が増えているという現実です。

ネット通販の成長により、実際に店舗に行かずに買物ができるようになりました。

そのため、小売店、百貨店など従来の店舗営業は苦戦を強いられています。

その一方で、通販で購入した品物は運送業者が運ぶことになり、小売業者の苦戦を尻目に運送業界は取り扱い荷物が増えるという状況になっています。

今後もネット通販はさらに拡大して行くことが予測されていますので、「今がピーク」ではなく、まだまだこれから荷物が増えていきます。「運ぶ荷物が有りません」「仕事が有りません」といったことは考えにくいのです。

人手不足解消の見込みがない現実

労働力不足解消の切り札として国会で可決された外国人労働者受け入れ拡大法案は、外国人が働きやすくなった法律です。

法案の是非については賛否両論ありますが、現実として、外国人労働者が多く押し寄せれば現在の「人出不足」から「人手が余っている」となり、賃金の低下を招くこともあり得ます。

しかし、トラックドライバーの場合はただ運転できればいいものではなく、普通免許に加え、中型、大型免許が必要になります。

普通運転免許を取得した後も一定期間普通免許での経験を経なければ中型、大型の試験さえ受けることができないシステムになっています。

つまり、今後外国人労働者が増えたとしても、トラックドライバーに関しては人出不足がすぐに解消されるという訳ではないため、仕事がなくなる可能性も低いのです。

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運送業の自動運転やAI化の波は?

車といえば自動運転が話題になっています。

これに何よりも怯えているのがタクシー業界です。運送業界は影響ゼロとは言えませんが、その影響は少ないものと思われます。

宅配業を専門とするドライバーは無人で出来る仕事とは思えないからです。

確かに営業所間、ベース間といった、顧客ではなく場所の往復であれば自動運転も役立つかもしれません。しかし、お客様に荷物を渡す場合、やはり「人間の手」が求められることになります。

福利厚生が充実している

ヤマト運輸や佐川急便を筆頭に運送業界は福利厚生が充実しています。

例えば家族手当。

長距離のドライバーの場合、家を空けることが多いという理由から「家族手当」を支給する会社が増えています。

また無事故であれば「無事故手当」といったように、細かい手当が多数用意されている業界です。

運送会社としても人出不足であることは重々承知しているので、どうすれば定着して働いてくれるのかということを強く意識しています。

そのため福利厚生を充実させることで人手を確保しようとの狙いがあります。

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未経験でも歓迎してくれる会社は多い

運送業界は未経験者でも手厚く迎え入れてくれる点もポイントです。

もちろん運転免許は必要ですが、裏を返せば運転免許さえあれば働くことができる業界です。

運送会社の中には中型・大型免許の取得を金銭的な面で支援してくれる会社も珍しくありません。

もちろん中型や大型免許は自分で取得することも可能ですが、会社が支援してくれれば個人としては金銭的な負担もなく、免許を取得しながら給料ももらえます。

このように、トラックドライバーは時代の流れに左右されないどころか、むしろ時代の追い風を受けているといえます。

大企業でさえ倒産したり買収されたりして先行きが不透明な時代です。

これからどんな仕事をすれば良いのかと悩んでいる人は、トラックドライバーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

今の世の中で最も安定した職業であると実感できるでしょう。

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