【モンスターペアレント(モンペ)からの理不尽なクレーム】教育現場から宅配業界にも波及か?

フリー百科事典ウイキペディアによれば、モンスターペアレントとは『学校などに対して自己中心的かつ理不尽な要求をする親を意味する。元小学校教諭の向山洋一が命名したと称する。略して「モンペア」、「モンペ」ともいう』となっています。今回はこのモンスターペアレントについてご紹介します。

 

モンスターペアレント(モンペ)の種類

 

一口にモンペといっても、大きく分けると二通りがあります。

 

自己中心型

 

すべての物事は自分及び自分の子供が中心で、相手のことを考えない・考えることができない自己中心的な性格の保護者。自分や自分の子供がいつも中心でなければ気が済まない、不利な扱いなどは絶対に許せないタイプです。

 

病的タイプ

 

精神的疾患が原因でモンペ化しているケースもたまに見られます。

 

モンスターペアレント(モンペ)が増えた背景

 

この種の保護者が目立ち始めたのは1990年代の後半とされています。元中学校の教諭によれば、保護者は自分の子供が学校で他の子供より“不利な待遇”を受けることに我慢が出来ないといいます。

 

例えば、新卒の先生が自分の子供のクラス担任になったとします。他のクラスにはベテランで評判の良い先生が担任になりました。モンペは自分の子供がこうした不利な待遇を受けるが我慢ならないのです。

 

新卒の先生は経験は浅いけれども、希望に燃えて一生懸命教えようとするでしょう。客観的にみて何が「不利な待遇」なのか理解できません。

 

この他にも、地域の人間関係が薄くなったことも要因に挙げられます。かつては、地域の仲間(ママ友達)と不満をぶちまけ合っていたのが、個々に学校に直接不満をぶつけるようになったとも言えます。

 

モンペが生まれ、急速に増えていった理由

 

モンペが生まれた要因は、時代背景・地域環境・家庭環境・教育現場の変化などにあるものと思われます。モンペが急速に増えていったのには、それなりの理由があるのです。

 

1. 家庭における過保護化

 

自己中心的な保護者は、自分の子供の成績が悪かったり、友達と仲良くできなかったりするのは他人や学校のせいだと思うのです。決して自分の子供の勉強不足や言動が原因だとは思わないのです。

 

2. 教育現場への不信感

 

最近は、いじめ事実の隠蔽や、学校による不祥事や教師の犯罪なども発生しています。マスコミなどがセンセーショナルに報道することもあり、教師や学校に対する不信感を持つ保護者も増えています。

 

3. 教師や学校等の威厳の低下

 

かつて教師や学校は子供や保護者に対しても「威厳」のある存在でした。教師は「聖職者」とも言われ、生徒や保護者からも「一目置かれる」存在であったはずです。

 

しかし、いつの頃からか教師や学校の威厳は失われ、保護者の力が強くなって行ったのです。これには、2で述べた「教育現場への不信感」も大きく影響していることに間違いありません。

 

教師や学校に何かを要求・要望する親のすべてが「モンペ」ではない

 

親が教師や学校に何かを要求・要望してきたからといって、そのすべてが「モンペ」と決めつけることは避けるべきです。その要求や要望の内容をよく聴き、それが正当な事であれば、真摯に対応しなければなりません。

 

親からの接触に過敏になる余り、すべてがモンペだと思い込めば、学校と保護者の関係は崩壊します。教師や学校の冷静な判断が求められるところです。

 

真のモンペのクレーム内容

 

真のモンペの要求やクレームの例は枚挙に暇がないほど多くあります。ここでは、その中で「えっ!」と驚くようなものをご紹介します。

 

担任を替えて欲しい

 

担任の先生にいくら要求・要望してもその通りにしてくれない。それならば、担任を替えて欲しいと言い出す。

 

子供の事情で学校行事の変更を要求

 

例えば、子供がインフルエンザに罹り遠足に参加できないので、遠足の日程を変更して欲しいと要求する。

 

クラス替えのとき、好きな同級生を指定

 

自分の子供が仲良くしている同級生と別のクラスにしないで欲しいと要求する。

 

クラスでの席の指定をする

 

〇〇君・〇〇さんの隣の席にして欲しいと要求する。

 

この場合、「子供が近眼で眼が良くないので、できるだけ前の方の席にしてください」という要望はごく正当なものであると言えます。理不尽な要求とは区別して然るべきでしょう。

 

モンペが宅配業界にも進出?

 

こうしたモンペは、学校に対してのみクレームするわけではありません。宅配の配達員にもどんどんクレームをしてきます。

 

その対応は大変でしょうが、約束の時間に約束の荷物をきちんと配達さえしていれば、それほど怖がることはないでしょう。

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