Amazonがプライム会員の年会費を値上げした。
年会費は3,900円から1,000円値上げの4,900円(税込)、月会費は400円から100円値上げの500円(税込)となる。
既会員が更新する場合は、5月17日以降の請求から適用になる。
但し、プランの変更、月会員から年会員、年会員から月会員への変更の場合は、改定後の会費が4月12日以降の請求に適用される。
今回の値上げは、2007年6月に日本でプライム会員制度が発足して以来初めてのことである。
一方本場のアメリカにおいては、2014年3月に79ドルから99ドルに、2018年5月には99ドルから119ドル(日本円でおよそ13,300円)に値上げされている。
そのタイミングで日本においても値上げがされるのではないか?との憶測はされていた。
アマゾンプライムの会員特典
アマゾンの年会費は4,900円に値上げされ、値上げ後の月額は410円になる。
以下の特典を目一杯享受した場合、この金額が果たして安いのか、高いのかは個人それぞれの判断に委ねられるだろう。
特典1 送料、時間指定、お急ぎ便が「無料」
特典2 映画、TV番組、アニメなどがプライムビデオで見放題
特典3 好きな音楽が聴き放題のプライムミュージック
特典4 キンドル、Fireタブレットが4,000円引きで購入できる
特典5 先行でタイムセールに参加できる
特典6 アマゾンパントリーでお得な買い物
特典7 アマゾンファミリーで赤ちゃん用品をお得に購入できる
特典8 聴く読書のオーディブルが3ヶ月間無料で試せる
特典9 プライムフォトで写真を無制限で保存可能
アマゾンの年会費は高いのか?安いのか?
日本の年会費は、値上げされた後でも、アメリカの約3分の1である。
アメリカの年会費が高過ぎるという議論はさておき、日本の年会費が適切かどうかを判断してみよう。
まず、送料だが、会員ではない場合を例にしてみる。
これはアマゾンで2,000円未満の買物をした場合だ。
・ 通常配達 400円
・ お急ぎ配達 500円
・ 日時指定 500円
・ 当日配達 600円
一般商店やデパートなどで買物をした場合は、キャンペーン時以外は必ず「送料」を取られる。
送料はプライム会員の月額払いと同額だ。
アマゾンで月に1回買物をすれば元が取れる。
日時指定や当日配達を依頼すればお釣りがくる計算だ。
上記の特典のうち、送料と映画、TV番組以外のサービスは余り一般的とは言えないが、それでも安いとは言わないまでも高いとも言えない。
実際にアマゾンを利用してみれば、その商品群の多さ、価格の安さ、配達の速さなど消費者が受けている恩恵は大きい。
月々410円で消費者の生活が便利になるのであれば、「安い」と言ってもいいのではないだろうか?。
プライム会員を継続するかどうかの判断
アマゾンでの買物は、月に平均して1回以下、無料映画もTVも見ない、そして、上記の特典も関係ないという利用者は、今回の値上げを機に継続するか否かを再考することをオススメしたい。
判断の基準は費用対効果だ。
要するに、自分が受けるサービスが支払う費用に見合うかどうかだろう。
デリバリープロバイダの配送を変えられるならプライム会員の年会費を8,000円払う!
DP(デリバリー・プロバイダ)の配送を変えられるなら、年会費を8,000円位までなら払ってもいい、といった記事がインターネットで見たことがある。
恐らくDPが担当した配達で相当嫌な経験をされた方のご意見だろう。
現在アマゾンの配送は、ヤマト運輸や日本郵政が中心に担当してきたが、最近になってDPと呼ばれる配送業者が担当している地域がある。
DPとはアマゾンの配送を地域限定で担当する配送業者で、アマゾンは現在9社の配送業者と契約している。
上記のようにDPは地域限定で、殆どはヤマト運輸か日本郵政が担当している。
アマゾンプライム会員の配送でDPに当たる確率はそう高くないはずだ。
この筆者の居住地域がDPの担当地域だったのかもしれない。
DPを回避する方法はあるのか?
アマゾンでは配送業者を指定した注文は受けていない。
配送先の住所、商品が出荷される倉庫、商品の大きさや重量などに応じた総合的判断のもとに配送業者を決定するシステムになっている。
以前は、プライム会員で「お急ぎ便」や「期日指定便」はヤマト運輸か日本郵政が担当していたが、配送荷物の増加に伴い、最近はDPが配送することも多いという。
どの配送業者に当たるかはそのときの運次第
プライム会員で期日指定していれば、DPに当たる確率はかなり低くなると思われる。
どうしても、DPの配達が嫌であれば、以下の「店頭受取」を指定する方法がある。
・ ローソン
・ ファミリーマート
・ ミニストップ
・ ヤマト運輸営業所止め
アマゾンが年会費を値上げすることは初めてですが、今後も値上げすることがあれば、そのときはプライム会員の継続を考えてみてもいいのではないでしょうか?
コメントを残す