【タクシードライバーの年収が激減するかもしれない危機感】ライドシェアと自動運転の今後

タレントの小島瑠璃子さんがテレビ番組に出演した際、自身のストーカー被害についてコメントしたことが話題を集めている。

 

駅から人につけられたことがあった。以前にも乗ったことがあると思われるタクシーのドライバーに「〇〇さんだよね?」といわれ、自宅を覚えられていたことで、恐怖感を覚えたとのことであった。

 

タクシーのドライバーとしては親切心からだったのかもしれない。芸能人であると同時に、一人の女性である小島瑠璃子さんにとっては恐怖だったという。

 

そのことがあって以来、タクシーを利用する際には家の近くではなく少し家から離れた場所で降ろしてもらうようになったとのこと。

 

2018年4月、菊池桃子さんに付きまとったタクシードライバーが逮捕された事件を思い起こす人も多かろう。

 

タクシー業界に求められていることはとても細かい

 

タクシーの乗客のニーズはかなり細かい。

 

ヤマト運輸や佐川急便など、運送業界に求められていることも細かいが、タクシーの場合、直接お客様を乗せて運転するのでより神経を使う。

 

宅配業の場合はお客様と向き合うのはほんの一瞬だが、タクシーのドライバーは常に乗客と一緒の状態にある。

 

最近タクシー車内の事件がマスコミで取り上げられることがあるが、タクシーの在り方そのものが岐路に立たされているのではないだろうか?

 

それ以上に厄介なのが乗客のニーズの違いだ。

 

例えば同じ乗客でも運転手から話しかけられるのが迷惑だという人もいる。逆に車内では暇を持て余していて話しかけてもらいたいと思う乗客もいる。

 

観光客もいればビジネスでの利用者もいるし、ちょっとした移動手段として利用する人もいる。

 

その点ではタクシーの乗客も多種多様だ。

 

タクシー業界が恐れていること

 

タクシー業界が現在恐れていることは2つある。

 

1つはウーバーに代表されるライドシェアだ。

 

ウーバーは広い意味では白タクに分類される。

 

そのため、日本国内では「水際」で食い止められているが、ウーバーの進出でタクシー運転手の年収が100万円ほど下がっている国もあるという。

 

必要なときにスマフォのアプリ1つで呼べるのであればタクシーを探すよりも便利だ

 

タクシー業界には本格的に導入されたらどうなるのだろうか?という危機感がある。

 

だが日本では白タクへの規制が厳しいため、そう簡単には認可されることはない。

 

そして、もう一つの脅威は自動運転である。

 

AIが更に発達し、タクシードライバーが不要になる時代が来るのかもしれない。

 

それこそ「運転手からの話かけは面倒」「住所を覚えられたら恐怖」といった乗客からすれば、完全自動運転の方が断然有難いのは言うまでもない。

 

行政レベルでも自動運転を推奨している。

 

安倍首相でさえ「2020年のオリンピックには自動運転のタクシーを走らせたい」と発言している。

 

タクシーのドライバーたちにとっては悩みの一つだ。

 

AIの進化は速く、且つ正確

 

AIは遠い未来というイメージを抱いている人が多いかもしれないが、既に様々な企業のビジネスシーンにおいて導入されている。

 

自動学習により、これまでのデータから予測の確実性が段違いにアップした。

 

AIは場数(ばかず)をこなしてゆけばさらに優秀になる。

 

タクシー運転手はこの「自動運転+AI」にどのように対処すれば良いのだろうか?

 

プライバシーなどを考えると「タクシードライバーにとって分が悪い」状況だ。

 

AIには出来ないこととは?

 

そこで考えられるのは「AIにはできないこと」だろう。

 

ただ単にタクシーを「足」として捉えているのではなく、そこでのコミュニケーションを楽しみたいというニーズであればAIよりも人間の方が有利だ。

 

「〇〇(具体的な場所)に行ってくれ」という単純なニーズではなく、「紅葉が綺麗な場所に連れて行って欲しい」「観光客があまりいない穴場に連れて行ってもらいたい」といったニーズであれば、「人間ドライバー」にも勝機はあるだろう。

 

これからのタクシーの運転手に求められるもの

 

ヤマト運輸や佐川急便のドライバーも時代の流れと共に様々なニーズに適応することが求められているが、タクシーの運転手も同様だ。

 

むしろこれからのタクシードライバーは、「道を知っている」だけでは食べていくことが難しくなっていくだろう。

 

今でも「ナビ」に頼っているドライバーもいる。

 

道を知らなくてもナビさえあれば案内はできる。

 

つまり、機械ができることで勝負しようとしても勝算はない。

 

一方で、相手が望んでいないのに闇雲にベラベラ喋ればよいかというと、これも違う。

 

「ドライバーの経験で乗客が望んでいることを提供する」というAIでは出来ないことをしなければならない。

 

どのようなサービスを提供するのかが問われることになる。

 

これができないタクシードライバーは「AI+自動運転」のタクシーに取って替わられてしまう時代がすぐそこまで来ている。

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